今月初めにベトナムのホー・チ・ミン市を訪れた。寒い日本を抜け出し、暖かい場所で過ごそうという魂胆。ただし、以前に同市やハノイを訪れて交通事情に絶句していた。市街地は大混雑、郊外は路面がボコボコだからだ。クルマより遥かに多
Read moreDark Touring 11: 高松
2月半ばに香川県高松市を訪れた。同地は昨年11月に「Dark Touring 09: 瀬戸内」で島々を巡った際に拠点として滞在していた。高松は人口の割には充実した都市機能を持っている。自転車フレンドリーな印象もある。しか
Read more『路上の抵抗誌』
友人から教えてもらった『路上の抵抗誌』創刊号を自転車で買いに出かけた。今回(年1号ペースの予定だそう)は特集が「路上空間を歩くこと」ということもあってか自転車の話題はほとんど登場しないが、自分としては共鳴する部分の多い雑
Read more共に走ることの「予示」性:1/6野辺自転車ワークショップ所感
1月6日の「野辺自転車ワークショップ」がとても素晴らしかった。国内だけに目を向けても能登の震災から始まった重苦しい年の初めで、事前の告知もあまり盛んに行っていなかったにもかかわらず、名古屋や遠くは兵庫県から来て下さった方
Read more13歳の自転車地図:IAMAS新春レクチャー&ワークショップのコンセプト
編著書『世界に学ぶ自転車都市のつくりかた』が11月に出たということで赤松さんにお誘い頂き、来年1月5日(金)・6日(土)に大垣エリアで「都市自転車レクチャー&野辺自転車ワークショップ」をさせてもらえることになった。レクチ
Read more『世界に学ぶ自転車都市のつくりかた』刊行
このたび、編著書『世界に学ぶ自転車都市のつくりかた』(副題:人と暮らしが中心のまちとみちのデザイン)が学芸出版社から刊行されました。かねてより接触のあった、未来への広い視野を持って自転車利用推進に関わっている方にお声がけ
Read more移動における「確かさ」とは何だろう(2) 直感ライド編
本記事はサイクリングを通して移動における確かさを探る短期連載の第二回目。自らの直感に頼ったサイクリング実践記となる。 前回のAIライドから数日が経ち、振り返りを兼ねて先日のライドとは真逆の下記条件設定を行い、自転車に乗っ
Read moreバイシクル・アーバニズム + How is Life?
「バイシクル・アーバニズム」は千葉学(建築家/東京大学教授)によるプロジェクト。東京という都市を作り替えるにあたり、大規模な都市計画によらず小さなモビリティから再定義しようとする。その前提として20世紀の大量高速移動から
Read more2023年4月~の自転車ヘルメット着用「努力義務」は何を意味するか(個人と社会、それぞれの視点から)
近頃よくニュースになっている自転車ヘルメットの努力義務化とはどんなもので、どんな影響が考えられるか。主なポイントを、擬似的な対話(個々人の生活の視点)と解説(社会的な視点)の2パートに分けて整理してみた。 1. 対話編(
Read more銀塩(輪)車 第13回 試作4号(偵察)
今回の記事では、レドンド・ビーチそしてパロス・バーデス周辺において試作4号を実施しやすい理想的なロケーションを発見すべく夜間に偵察を行った。前回に引き続き試作4号のための下準備となる内容であるが、夜間にロケハンを行ったこ
Read more自転車が走らないヴェネツィア
8月〜10月までクロアチアで滞在制作をしていた帰り道にヨーロッパへ立ち寄って帰国をすることにした。時期的にもヴェネツィアビエンナーレが行われていたため、初ヨーロッパ1人旅ヴェネツィア編が始まったのだ。 マルコポーロ国際空
Read more鳴門海峡の両岸を走る (2) 鳴門ライド
淡路島の南端を巡った翌日は、大鳴門橋を渡って四国の鳴門を走る。ただし、橋は自動車専用であり、フェリーもない。幅1,340mの鳴門海峡を目の前にしてサイクリストは途方に暮れしまう。そこで自転車による地域振興を目指すASAト
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