本記事は筆者のIAMAS(情報科学技術大学院大学)における修士研究である、自転車に乗りながら小説を読む試み「モビル文学」についての連載第8回目で、今回は空間に表示しているAR文字オブジェクトと体験者の頭の動きを同期する「
Read more自転車建築(17) My Living Home Ⅲ
本連載は建築と自転車を組み合わせた表現を通じて建築の静的なイメージを覆し、建築と移動が持つ新たな可能性を探求している。引き続き、自転車、光、造形的な模型・物体の相互作用に焦点を当て、どのような表現が可能かを探る。 前々回
Read moreモビル文学(7) 発表場所に応じた制作と撮影
今秋にモビル文学(映像版)の作品発表が東京と熱海であり、ここ数ヶ月はその準備に勤しんでいる。 IAMASの修士研究として取り組んでいるモビル文学AR版(ARによる街への小説表示)との違いは、小型プロジェクターを搭載した自
Read more峠を越える儀式
京都市街地の北に位置する花背峠は、京都の自転車愛好家たちによく親しまれている峠道である。この道の古い歴史では、日本海から京都へと魚を運ぶのに使われたという通称「鯖街道」として、人々が行き交う道でもあった。 一般にはこの峠
Read more自転車建築(16) ワークショップ
8/24(土)に岐阜県大垣で自転車建築キットを用いたワークショップを行った。 メディアアートの楽しさを広めることを目的とした、全4回のワークショップのうちの1回を担当した。 概要 このワークショップは、写真の原点である「
Read moreCycling Edge 15: 九十九里浜
8月上旬に房総半島に出かけた。猛暑日がなく涼しい街と言われている千葉県の勝浦での避暑だ。実際にも朝夕の涼しい潮風に吹かれると楽園気分。しかし昼間は暑い。潮風もぬかるんで気持ち悪くなる。気象データでは東京の最高気温が35℃
Read more2024年8月、わくわくバイクパッキング in 諏訪エリア
8月頭、通算10回目の開催となる「きゃんつー集い」に出かけた。会場は諏訪湖南西のキャンプ場だ。各々がやりたいルートを走る自己完結したサイクリング、その交点としての野営地を示し合わせるのが集いのコンセプトだが、今回は知り合
Read moreモビル文学(6) なんだ、これは!
地元川崎の先輩、岡本太郎はこう言った。 「芸術ってのは判断を超えて、『なんだ、これは!』というものだけが本物なんだ」 筆者が所属するIAMAS(情報科学芸術大学院大学)の修士研究として「モビル文学」の制作を始め、半年が経
Read more潮待ちの海を自転車で行く
日頃稽古を受けている能楽師の家中で、広島の鞆の浦で舞台をつとめる機会があるというので、昨年初めて末席に加えてもらったことがある。その能舞台というのは由緒のある神社の中にある野外能舞台である。いま日本国内でも能舞台は屋内に
Read moreCycling Edge 14: SETOUCHI CYCLING BOOK
予定していなかった吉備路自転車道を走ったのは、前日にSETOUCHI CYCLING BOOKをいただいたからだった。これはSetouchi Véloのパンフレットで、瀬戸内海に面する9つの県が連携してブランディング中の
Read more自転車建築(15) My Living Home Ⅱ
本連載は建築と自転車を組み合わせた表現を通じて建築の静的なイメージを覆し、建築と移動が持つ新たな可能性を探求している。引き続き、自転車、光、造形的な模型・物体の相互作用に焦点を当て、どのような表現が可能かを探る。 前回に
Read moreリアルタイムBGMシステム(4)
これまで、リアルタイムBGMシステムの開発を進めてきた。その過程で、ブログを3回更新し、プログラミングの実装に注力した。この実践により、システムの具体的な課題と可能性が明確になった。しかし、プログラミングの話題が中心とな
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