コロナ禍に入ってしばらくして、電動バイクを購入した。といってもペダル付きのタイプで、バッテリーが切れても自走できるのが特徴だ。スペックは、モーター定格出力:500w、航続距離:50km。原付1種:排気量50cc以下(電動
Read more自転車建築(18)ニュートン記念堂を載せる
本連載は建築と自転車を組み合わせた表現を通じて建築の静的なイメージを覆し、建築と移動が持つ新たな可能性を探求している。引き続き、自転車、光、造形的な模型・物体の相互作用に焦点を当て、どのような表現が可能かを探る。 自転車
Read more潮待ちの海を自転車で行く
日頃稽古を受けている能楽師の家中で、広島の鞆の浦で舞台をつとめる機会があるというので、昨年初めて末席に加えてもらったことがある。その能舞台というのは由緒のある神社の中にある野外能舞台である。いま日本国内でも能舞台は屋内に
Read more日曜日、ささやかなパレスチナ連帯サイクリング
日曜日に二人の仲間と「パレスチナ連帯サイクリング」へ出かけた。7月7日にもう少し人数を増やしたライドをやりたいと思っていて、その下地作り的な意味もある。今回は、十条のパレスチナ料理店ビサンでランチ→東京藝大での展示「不和
Read moreVisions in Motion 13:積層
岐阜県揖斐郡の池田山麓には、110基以上の群集墳がある。これらは願成寺西墳之越古墳群として知られている。6世紀末から7世紀初頭以後に作られ、横穴式石室をもつ直径5~20mの円墳である。2021年に発掘調査報告書のデータを
Read moreHangar – 新しい自転車格納庫 (2) ライト兄弟の格納庫
ライト兄弟が初めての動力飛行を行った場所は、ノースカロライナ州キティホーク近郊にあるキルデビルヒルズという、砂丘の広がる丘陵地帯だった。そこから4kmほど北のキティホーク町にある郵便局兼住居に、ウィルバー・ライトとオーヴ
Read moreアラン・チューリング:コンピュータの父と自転車
アラン・チューリングは、現代のコンピュータ科学の父とも称される天才的な数学者である。彼は第二次世界大戦中にエニグマ暗号の解読に成功し、その功績で知られている。彼にはコンピュータの原理とリンクした自転車のエピソードもある。
Read more自転車の語源
交通史研究家、齊藤俊彦は(日本における自転車の製造・販売の始め.交通史研究 第13号)において、彫刻家の竹内寅次郎が自転車の名付け親ということを明らかにした。外国人が乗っていた一人乗りの三輪車(ラントン型)を参考に作成し
Read moreなぜ自転車を”漕ぐ”と表現するのか
「自転車を漕ぐ」という表現がなぜ使われるのかについては現時点でインターネット上だけでなく、書物においてもこの情報に関する明確な説明が見つからない。インターネット上では幾つかの情報が散見されるが大部分は曖昧な仮説や推測に依
Read more明治迅速測図で振り返る、川から川を繋いだ江の島サイクリング
梅雨の合間の土曜日、仲間と江の島へ出かけた。複数の川筋を辿るアップダウンの少ないルートで、昼頃から数時間のサイクリングだ。あまり写真も撮らなかったので、明治期の「迅速測図」上にルートを描画し、つい最近の体験を百数十年前の
Read more銀(塩)輪車 第1回 ニエプス
自転車を通じて体験し得る事柄には、距離的移動、時間経過、身体的疲労、振動、風、空気抵抗、周囲とのコミュニケーションなどといった多くのものがある。これらを含んだ、自転車に乗るという行為の新しい記録の仕方を、銀塩写真を用いて
Read more百年あまり前、オンタリオ湖のそばでサイクリングに明け暮れた女性たちの肖像
Ten diaries spanning 1893-1914 illustrate the life of a single working woman set free by the bicycle and
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