本記事は筆者のIAMAS(情報科学技術大学院大学)における修士研究である、自転車に乗りながら小説を読む試み「モビル文学」についての連載第8回目で、今回は空間に表示しているAR文字オブジェクトと体験者の頭の動きを同期する「
Read moreモビル文学(7) 発表場所に応じた制作と撮影
今秋にモビル文学(映像版)の作品発表が東京と熱海であり、ここ数ヶ月はその準備に勤しんでいる。 IAMASの修士研究として取り組んでいるモビル文学AR版(ARによる街への小説表示)との違いは、小型プロジェクターを搭載した自
Read moreモビル文学(6) なんだ、これは!
地元川崎の先輩、岡本太郎はこう言った。 「芸術ってのは判断を超えて、『なんだ、これは!』というものだけが本物なんだ」 筆者が所属するIAMAS(情報科学芸術大学院大学)の修士研究として「モビル文学」の制作を始め、半年が経
Read moreモビル文学(5) 傑作となり得る小説を書こう
本記事は筆者のIAMAS(情報科学技術大学院大学)における修士研究である、自転車に乗りながら小説を読む試み「モビル文学」についての連載第五回目で、今回は本取り組みに適した小説の書き方についての考察を行う。 「モビル文学」
Read moreモビル文学(4) ARシステムを搭載して街へ出る
本記事は筆者のIAMAS(情報科学技術大学院大学)における修士研究である、自転車に乗りながら小説を読む試み「モビル文学」についての連載第四回目で、今回は前回の記事で紹介したARを用いた文字表示システムの開発を使って実際に
Read moreモビル文学(3) ARシステムの開発
本記事は筆者のIAMAS(情報科学技術大学院大学)における修士研究である、自転車に乗りながら小説を読む試み「モビル文学」についての連載第三回目で、今回はARを用いた文字表示システムの開発について記述していく。 前回の自転
Read moreポール・オースターと自転車
2024年4月30日、ポール・オースターが亡くなった。アメリカ当代きっての小説家、詩人。その小説の多くは主人公が自己の同一性と存在意義に苛まれ、夢遊病のように都市を彷徨い、あてどもなく荒野を旅する物語だ。愉快な話はひとつ
Read moreファデイ・ジュダーの詩「ミメーシス」
私の娘は 自転車のハンドルに 巣をかけた蜘蛛を 傷つけはしなかった 二週間 娘は待ち続け 蜘蛛はみずからどこかへ行った 巣をはらってしまえば 蜘蛛もそこはおうちには ならないんだってわかり 自転車にすぐ乗れるのに
Read more『路上の抵抗誌』
友人から教えてもらった『路上の抵抗誌』創刊号を自転車で買いに出かけた。今回(年1号ペースの予定だそう)は特集が「路上空間を歩くこと」ということもあってか自転車の話題はほとんど登場しないが、自分としては共鳴する部分の多い雑
Read moreモビル文学(2) 映像装置で小説を表示してサイクリングをする
本記事は前回に続くモビル文学シリーズの第二回目となる。今回は小型プロジェクターを搭載した自転車によって街に映像として編集した小説を表示する取り組みを紹介する。 プロトタイプの制作はとてもシンプルで、事前に書いておいた小説
Read moreモビル文学(1) ARで小説を表示してサイクリングをする
今回より自転車を使った移動並びに投影技術・テクノロジーを文学表現と融合させること目指し、映像装置に改造した自転車やARデバイスを装着した自転車を用いて、街をテーマにした小説をキャンバスとしての都市に描き出す「モビル文学」
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