8月から9月にかけて南ドイツに滞在してので、フライブルク(Freiburg)在住の小畑和香子さんを訪ねた。小畑さんは「世界に学ぶ自転車都市のつくりかた」の著者の一人であり、担当されたドイツの章での「ドイツは自転車先進国で
Read moreHangar (7) – 解体から始まる自転車格納庫
Hangarとして選ばれる場所がどのような基準で選定されたのか、その決定プロセスや理由を明確にすることは重要である。これについて、様々な地方自治体における自転車駐輪設備のほか、自転車道の整備において、場所の選定が積極的な
Read moreHangar (6) – クラウドな自転車格納庫
コンピューターの世界には、クラウドサーバという技術がある。これは、インターネットを通じて遠くにある巨大なコンピューターの一部を借りて、利用するようなものである。大元のコンピュータが持つ計算機能やデータなどから、その一部を
Read moreHangar (5) – 路上の自転車格納庫
どこに駐輪場を設置すべきか、それは意外に難しい問題である。特に、自転車が頻繁に利用される都市部では、ただ道やルートを計画するだけではなく、それをどのように組み込むかが重要だ。 「ナショナルサイクリングロード」の要件には、
Read more『路上の抵抗誌』
友人から教えてもらった『路上の抵抗誌』創刊号を自転車で買いに出かけた。今回(年1号ペースの予定だそう)は特集が「路上空間を歩くこと」ということもあってか自転車の話題はほとんど登場しないが、自分としては共鳴する部分の多い雑
Read more共に走ることの「予示」性:1/6野辺自転車ワークショップ所感
1月6日の「野辺自転車ワークショップ」がとても素晴らしかった。国内だけに目を向けても能登の震災から始まった重苦しい年の初めで、事前の告知もあまり盛んに行っていなかったにもかかわらず、名古屋や遠くは兵庫県から来て下さった方
Read moreHangar – 新しい自転車格納庫 (1)
Hangar (ハンガー) は、自転車のための駐輪場である。ただし、駐輪するだけではなく、整備や修理などをはじめとした自転車の運用にとって快適な、未来の自転車社会に貢献する創造的なプロジェクトである。 自転車は個人の移動
Read more13歳の自転車地図:IAMAS新春レクチャー&ワークショップのコンセプト
編著書『世界に学ぶ自転車都市のつくりかた』が11月に出たということで赤松さんにお誘い頂き、来年1月5日(金)・6日(土)に大垣エリアで「都市自転車レクチャー&野辺自転車ワークショップ」をさせてもらえることになった。レクチ
Read more『世界に学ぶ自転車都市のつくりかた』刊行
このたび、編著書『世界に学ぶ自転車都市のつくりかた』(副題:人と暮らしが中心のまちとみちのデザイン)が学芸出版社から刊行されました。かねてより接触のあった、未来への広い視野を持って自転車利用推進に関わっている方にお声がけ
Read more銀(塩)輪車 番外編⑨ リンツ自転車観察
自転車を通じて体験し得る事柄には、距離的移動、時間経過、身体的疲労、振動、風、空気抵抗、周囲とのコミュニケーションなどといった多くのものがある。これらを含んだ、自転車に乗るという行為の新しい記録の仕方を、銀塩写真を用いて
Read moreバイシクル・アーバニズム + How is Life?
「バイシクル・アーバニズム」は千葉学(建築家/東京大学教授)によるプロジェクト。東京という都市を作り替えるにあたり、大規模な都市計画によらず小さなモビリティから再定義しようとする。その前提として20世紀の大量高速移動から
Read moreつくば霞ヶ浦りんりんロード (1) プレイアトレ土浦
現時点で6ヵ所が選定されているナショナル・サイクル・ルートのひとつ、つくば霞ヶ浦りんりんロードを走るべく茨城県の土浦に赴いた。東京駅から特急で50分ほど、土浦駅のホームに降り立って唖然とする。待合室やエスカレータなど構内
Read more