タイトルから旅行記を想像すると、軽く期待を裏切られるのが本書の醍醐味ではないだろうか。日常を分裂的に旅する、80年代文化論。クリスチャン・ラクロワの香水やYMO、ブルーハーツの音楽に紛れた通奏低音は「可能世界意味論」だ。
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クリティカル・サイクリング
タイトルから旅行記を想像すると、軽く期待を裏切られるのが本書の醍醐味ではないだろうか。日常を分裂的に旅する、80年代文化論。クリスチャン・ラクロワの香水やYMO、ブルーハーツの音楽に紛れた通奏低音は「可能世界意味論」だ。
Read more筆者はIAMASの学生であり、現在大垣に住んでいる。月に一回くらい、大垣や岐阜では手に入らなさそうな本などを求めて名古屋へ足を伸ばすのだが、こういうときは必ずと言っていいほど輪行をしてしまう。 こういう都市部への輪行は、
Read moreソウル在住の知人が言うには、ソウルはもとより韓国で自転車に乗ることは自殺行為らしい。日本以上に車社会であり、運転が荒く、歩行者や自転車への気遣いはゼロだからと言う。それならばそれを確かめるべく、Raphaでロード・バイク
Read moreJR立川駅を北に出て多摩モノレールに沿って歩く。タカシマヤを過ぎて右手を見ると、巨大な赤い鉢があり、その向こうに透明ケースに収まった自転車が鎮座している。訪れたのは夕暮れ時。まだ薄明るい中でネオンが輝いている。傍らには地
Read more2017年6月にオランダとデンマークを回った調査旅行の目的のひとつは、自転車関連の国際会議としては世界最大規模と言われるVelo-Ciy 2017に参加することだった。そう、Velo(フランス語で自転車)とCity(都市
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Read more昨年(2015年)の11月から今年(2016年)の6月末まで、ロンドンのデザイン・ミュージアムでは「サイクル・レボリューション」展が開かれていた。筆者は閉会間近の6月下旬に滑り込んで見ることができた。この展覧会はいくつか
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