京都市街地の北に位置する花背峠は、京都の自転車愛好家たちによく親しまれている峠道である。この道の古い歴史では、日本海から京都へと魚を運ぶのに使われたという通称「鯖街道」として、人々が行き交う道でもあった。 一般にはこの峠
Read moreきゃんつー集い2024(夏)、私の旅装
8月頭のきゃんつー集いに参加した際の旅装とその運用を、フィールドで気づいた課題を交えつつ記録しておく。ダイゴマンが参加者全員についてまとめてくれた「きゃんつー集い2024-輩の旅装」と合わせてご覧頂ければ幸いだ。 荷物と
Read moreCycling Edge 15: 九十九里浜
8月上旬に房総半島に出かけた。猛暑日がなく涼しい街と言われている千葉県の勝浦での避暑だ。実際にも朝夕の涼しい潮風に吹かれると楽園気分。しかし昼間は暑い。潮風もぬかるんで気持ち悪くなる。気象データでは東京の最高気温が35℃
Read more2024年8月、わくわくバイクパッキング in 諏訪エリア
8月頭、通算10回目の開催となる「きゃんつー集い」に出かけた。会場は諏訪湖南西のキャンプ場だ。各々がやりたいルートを走る自己完結したサイクリング、その交点としての野営地を示し合わせるのが集いのコンセプトだが、今回は知り合
Read more潮待ちの海を自転車で行く
日頃稽古を受けている能楽師の家中で、広島の鞆の浦で舞台をつとめる機会があるというので、昨年初めて末席に加えてもらったことがある。その能舞台というのは由緒のある神社の中にある野外能舞台である。いま日本国内でも能舞台は屋内に
Read moreCycling Edge 14: SETOUCHI CYCLING BOOK
予定していなかった吉備路自転車道を走ったのは、前日にSETOUCHI CYCLING BOOKをいただいたからだった。これはSetouchi Véloのパンフレットで、瀬戸内海に面する9つの県が連携してブランディング中の
Read moreCycling Edge 11: 吉備路自転車道
梅雨だから当たり前とは言え、今年は妙に雨が多い。そんな6月下旬、梅雨の合間に嘘のように綺麗な晴れ間が広がった。場所は岡山、さすが晴れの国。時は朝、所用での移動中ながら半日ほど時間の余裕があった。しかもテスラ(TESLA)
Read more信州にシングルスピードMTBを置く
信州にシングルスピードMTBを置いた。親戚の家への滞在中に、そこを拠点として気軽にあちこちを探索するための一台。まだ持ち込んだばかりで近場をほんの少し乗り回しただけだが、地形や目的とのマッチングは悪くなさそうだ。ミニマル
Read moreCycling Edge 10: 京都の裏道
6月中旬、京都を自転車で走った。午前中に空き時間があるので、京都在住の知人に案内を依頼していた。何しろ京都はオーバー・ツーリズムの激震地。特に近年の円安によって海外観光客が激増。観光名所は人で溢れかえり、市内交通は麻痺状
Read moreCycling Edge 09: 能登半島(特別編)
前編と後編に続いて、同行した3人からいただいた寄稿を特別編として掲載します。 非現実な現実を巡り 文章と写真:志村翔太 瓦礫の山を前に30分くらい佇んでいると、痛みや悲壮感を感じなくなってしまった。 次第に街が映画やアニ
Read moreCycling Edge 08: 能登半島(後編)
(前編より続く)能登半島地震の被災地を自転車で走る2日目は、志賀町の宿を出て県道48号線を東に進み、能登島を目指す。この日は時間の関係で自転車をバンに載せて移動する。能登島でも東部の海岸線を中心に3時間ほど走った程度。復
Read moreCycling Edge 07: 能登半島(前編)
5月下旬に能登半島に赴いた。2024年1月1日に発生した能登半島地震の被災地を自転車で走るためだ。すでに5ヶ月近く経ったにも関わらず、復旧が進んでいないと聞く。報道で取り上げられることも少なくなり、人々の関心は薄らいでい
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