大阪の舞洲(まいしま)そして夢洲(ゆめしま)に出かけた。2025年日本国際博覧会(以下、大阪万博)の開催予定地を自転車で走るためだ。大成功を収めた1970年の大阪万博をもう一度、との安直な発想なのか、構想から準備まで問題
Read more『路上の抵抗誌』
友人から教えてもらった『路上の抵抗誌』創刊号を自転車で買いに出かけた。今回(年1号ペースの予定だそう)は特集が「路上空間を歩くこと」ということもあってか自転車の話題はほとんど登場しないが、自分としては共鳴する部分の多い雑
Read moreモビル文学(2) 映像装置で小説を表示してサイクリングをする
本記事は前回に続くモビル文学シリーズの第二回目となる。今回は小型プロジェクターを搭載した自転車によって街に映像として編集した小説を表示する取り組みを紹介する。 プロトタイプの制作はとてもシンプルで、事前に書いておいた小説
Read moreHangar – 新しい自転車格納庫 (3) 空間のデザイン
自転車を停めるためには、その場所にいくつの、何枚の、壁や囲いが必要になるだろうか。空から降ってくる雨から自転車を守るためには、天井が一枚あると良い。その屋根の下に自転車を停めることができれば、自転車が雨に濡れたり、サドル
Read more空間コンピューティングにおける移動
Apple Vision Proを毎日のように使用している。装着したままで日常的な動作ができるし、多少の休憩を挟みながら何時間か使い続けても疲れない。ビデオ・パススルーの映像は高精細であり、歪みや遅延が少ないからだ。すで
Read more自転車建築(10)スマホ版体験キットをつくるⅠ
本連載は建築と自転車を組み合わせた表現を通じて建築の静的なイメージを覆し、建築と移動が持つ新たな可能性を探求している。引き続き、自転車、光、造形的な模型・物体の相互作用に焦点を当て、どのような表現が可能かを探る。 前回制
Read moreBMXグラフィティ 卒展篇
筆者が通っている大学院IAMASの卒業展示が、明日2月22日から25日まで開催される。詳細はWebサイトを確認してほしい。 筆者は、原宿のBLOCK HOUSEで開催された個展のアップデート版を展示する予定だ。BLOCK
Read moreVisions in Motion 12:走査(スキャン)
年一度刊行されている『IAMAS紀要』は、教員および外部執筆者による寄稿を中心にメディア表現研究を社会に提示し、その体系の礎となることを目的としている。 第8巻(2016)と第12巻(2020)は、クリティカル・サイクリ
Read moreApple Vision Proで空間ライド
Apple Vision Proが届いた。その素晴らしさは昨年から何度も使用して強く実感していたものの、改めて個人用となれば感慨もひとしおだ。何しろ1976年のApple Iからアップルはパーソナル・コンピュータを作り続
Read more脚を奪われ、夢を砕かれてなお、生き抜くための物資を届け続けるパラ自転車チーム「ガザ・サンバーズ」
あらゆる言葉が意味を喪失する状況が私たちの世界で(再び)現実に生じている今、私には、自転車という限定的な枠組みのもとで何かを語ることができない。だから以下は、私たち人間に起きていること、私たちが人間としてどうありうるか、
Read moreモビル文学(1) ARで小説を表示してサイクリングをする
今回より自転車を使った移動並びに投影技術・テクノロジーを文学表現と融合させること目指し、映像装置に改造した自転車やARデバイスを装着した自転車を用いて、街をテーマにした小説をキャンバスとしての都市に描き出す「モビル文学」
Read moreHangar – 新しい自転車格納庫 (2) ライト兄弟の格納庫
ライト兄弟が初めての動力飛行を行った場所は、ノースカロライナ州キティホーク近郊にあるキルデビルヒルズという、砂丘の広がる丘陵地帯だった。そこから4kmほど北のキティホーク町にある郵便局兼住居に、ウィルバー・ライトとオーヴ
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