京都市街地の北に位置する花背峠は、京都の自転車愛好家たちによく親しまれている峠道である。この道の古い歴史では、日本海から京都へと魚を運ぶのに使われたという通称「鯖街道」として、人々が行き交う道でもあった。 一般にはこの峠
Read moreCycling Edge 10: 京都の裏道
6月中旬、京都を自転車で走った。午前中に空き時間があるので、京都在住の知人に案内を依頼していた。何しろ京都はオーバー・ツーリズムの激震地。特に近年の円安によって海外観光客が激増。観光名所は人で溢れかえり、市内交通は麻痺状
Read more「京都市自転車総合計画2025(案)」に関する市民意見を送りました
先月の記事で述べた、京都市への意見を提出した。 以下、全文を公開する。 京都市は現在深刻な財政危機に直面している。そのような状況下にあって、将来に向けた自転車を軸とした都市計画を推進する上で財政の絞り込みの影響は避けられ
Read more「京都市自転車総合計画2025(案)」に関する市民意見の募集
京都市自転車政策審議会がとりまとめした、表題の「京都市自転車総合計画2025(案)」について,市民の皆様からの御意見を募集しますという告知があったので、市民として意見をとりまとめることにした。 募集開始は令和3年7月19
Read more新年新型グループ・ライド 2021
2021年の正月を迎えた。自転車家にとっての新年参賀のための移動手段は、言うまでもなく自転車である。しかし今の世の中は年が改まったからと言って関係なく、新型コロナウイルス感染症の影響が続いている。 そのような中で、季節や
Read more猫と自転車に乗れたなら (6)
猫と自転車に乗れたなら〜 今年の夏は、自転車に乗るのも躊躇わせるほどの猛暑だった。とは言うものの「暑さ寒さも彼岸まで」で、9月下旬になるとさすがに秋めいてきた。いよいよ自転車乗りの季節到来である。そこで、とある晴天の日曜
Read more[車輪の言葉、車輪の数] “21” について
2020年5月21日、薄曇りの天気の下、京都市南区東九条南石田町にある「竹田工務店」の前にやってきた。 この日の目的は、ある調査を行うために、実際の作業が行われている現場に行き、作業状態の確認を行うことである。その調査の
Read more[Cyclist’s Cycles 自転車家12ヶ月] 3月
3月 彼岸にあたる3月は冬から春に季節が移り変わる。自転車家の「彼岸」とは、ごくごく素朴なことでしかない。自転車に乗るか、乗らないか、だ。 実は、自転車家になるには特別難しい段取りなどはない。春の陽気に誘われて自転車に乗
Read more[Cyclist’s Cycles 自転車家12ヶ月] 1月
1996年、私は引っ越しの荷物を乗せた父親の自動車の助手席に座って、京都への道のりを進んでいた。しかし、この時に車窓から見た風景をほとんど覚えていないのだ。 この時に通ったルートは「有馬道」と呼ばれている。風景を覚えてい
Read more[Cyclist’s Cycles 自転車家12ヶ月] 6月
6月 近年、梅雨入りや梅雨明けというステートメント(声明)が、何を指し示しているのかが判然としない。「梅雨入りしました」と聞いても雨の日が続くというわけでもなく、夏真っ盛りのような青空と暑い気温に加え高い湿度と落差の激し
Read moreブラッキー中島特別講義「京都美山自転車の聖地プロジェクト」
自転車を中心とする幼児教育、プロチーム設立、イベント開催、地域振興などにおいて第一線で活躍するブラッキー中島隆章氏をお迎えし、特別講義を開催します。その企画からデザインやアートワーク、そして広報や運営、記録に至るまで多方
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