本システムの課題解決には、スマートフォン単独で実行可能なアプリケーションの開発が必要である。しかし、アプリ開発経験の乏しい筆者にとって、iOSとAndroidアプリの直接的な開発は困難であると判断した。そこで、まずはWe
Read moreVisions in Motion 15:重力
自転車に乗るためには、言わずもがな重力を意識する。足を離せば右へ左へよろめき、曲がるときには遠心力と身体のバランス感覚が無意識に作用する。上り坂はよりペダルにかかる負荷を感じ、下り坂では自重による加速をブレーキで制御する
Read moreVisions in Motion 14:あしらい
我々が目にする文字、その形、配置、雰囲気について考えてみる。具体例として「集まる」「流れる」「透ける」「連なる」「滲む」文字のあしらいを振り返る。 集まる文字 岩瀬崇の「ことばの途上」あわ居(2021)では、折りたたまれ
Read moreVisions in Motion 13:積層
岐阜県揖斐郡の池田山麓には、110基以上の群集墳がある。これらは願成寺西墳之越古墳群として知られている。6世紀末から7世紀初頭以後に作られ、横穴式石室をもつ直径5~20mの円墳である。2021年に発掘調査報告書のデータを
Read moreVisions in Motion 12:走査(スキャン)
年一度刊行されている『IAMAS紀要』は、教員および外部執筆者による寄稿を中心にメディア表現研究を社会に提示し、その体系の礎となることを目的としている。 第8巻(2016)と第12巻(2020)は、クリティカル・サイクリ
Read moreVisions in Motion 8:虚実
我々は日常生活の中でどのように情報を受容しているのか? 筆者の関心の一つである「サイネージ」という分野を取り上げ、実践的に功罪を検証してみる。ここで「サイネージ」とは、交通標識や貼り紙、看板なども含んだ総称として用いる。
Read moreBICYCLE ARCHITECTURE BIENNALE
BICYCLE ARCHITECTURE BIENNALEをご存知だろうか。 自転車の移動を促進することで、街を変え、街が世界(コミュニティー)を変革する、というキャッチフレーズのもと開催されている建築デザイン展である。
Read more丸いものを四角くする
世の中には目を疑うような特殊な自転車を作る人たちがいる。常識では思いつかない、そんな自転車の話をしたい。 車輪が回らないローポリ自転車 動画を見ると、昔のゲーム機に登場するようなタイヤが四角くローポリゴンタイヤからインス
Read moreVisions in Motion 5:脳内補完
再びモアレ(Moire)という現象を応用して、スリットアニメーション(Slit Animation)または、スキャニメーション(Scanimation)の原理を紐解き、プラクティカルな試みを行う。これらは見る人の脳内に自
Read moreプラクティカル・サイクリング 2022-2023
プラクティカル・サイクリング(Practical Cycling)は2022年4月から2023年3月まで実施したIAMAS(情報科学芸術大学大学)の萌芽プロジェクトだ。IAMASでは修士課程の授業科目としてプロジェクト実
Read moreVisions in Motion 1:運動体とは何か
これまでプラクティカルと銘打ってきた投稿では、文字通り、実践の中から視野を広げる試みとしてきた。本来なら、背景を説明し、なぜ実践するのか、順を追っていくことが他者への理解になるはずだが、多かれ少なかれ、面白そうだから、思
Read morePractical Cycling 11:ワークショップ
これまで自転車の話題から離れ、寄り道をしていたので少し軌道修正を試みる。 自転車を漕ぎながら、靴下を編む「チャリックス」という試みをしているメーカーがある。創業90年以上靴下を作り続けているSOUKIという会社が、編み機
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