丸いものを四角くする

世の中には目を疑うような特殊な自転車を作る人たちがいる。常識では思いつかない、そんな自転車の話をしたい。

車輪が回らないローポリ自転車

動画を見ると、昔のゲーム機に登場するようなタイヤが四角くローポリゴンタイヤからインスピレーションを受けていることが分かる。四角い車輪を無理やり回転させるのかと思いきや、最終的にはキャタピラー構造のような仕組みを自作してしまっている。タイヤをチェーンに沿って1帯ずつ切り分けていく気が遠くなる作業量には感無量である。

もはや四角ではなく棒状タイヤの自転車

先ほどと似たようなキャタピラー構造で、なるべく床との設置面を少なくした自転車となっている。どちらの動画でも気になったのは方向を変えることが出来ない、まっすぐしか進めないど根性自転車だ。強いていうのならば棒状タイヤの自転車の方が円形タイヤと同様に床接地面が少なく方向転換がしやすいのではないだろうか。

車輪は回るが四角い自転車

Texas A&M 大学では四角い車輪とその外周に沿った弧を計算した道を組み合わせることで四角い車輪に推進力を与えるという試みをしている。双曲線余弦というグラフ関数を用いて計算を行っているとのことだ。街中にこのような専用道路はなかなかに置けないだろう。この専用道路は左折右折用に曲げると、それに沿って自転車も問題なく推進することが出来るか、という点はとても気になるところだ。

いかがだっただろうか。特殊自転車を制作するにあたって、鉄の加工、溶接は必須スキル、というのがDIY映像もあってか印象的であった。「四角いものを丸くする」はよく聞くものの逆の「丸いものを四角にする」は聞きなれない。思考パータンとして真似てみると日々の生活のなかでふと新たな気付きを得られるのかもしれない。

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