BICYCLE ARCHITECTURE BIENNALE

BICYCLE ARCHITECTURE BIENNALEをご存知だろうか。

自転車の移動を促進することで、街を変え、街が世界(コミュニティー)を変革する、というキャッチフレーズのもと開催されている建築デザイン展である。
Bicycles Transform Cities, Cities Transform the World

BAB 2019 映像

ビエンナーレでは、世界中にあるデザインされた自転車施設の写真が展示され議論が行われ、未来の都市を創造する方法を模索する場所となっている。

具体的には9カ国から15のプロジェクトが選ばれた。デザイン・ソリューションがいかに機能的なものにとどまらず、より健康的なライフスタイル、よりインクルーシブなコミュニティ、よりクリーンな環境、より持続可能な経済につながるかを実証する能力などの審査基準によって選ばれた。

本ビエンナーレは2030年までに都市移動の50%を自転車で、という大胆なミッション「50by30」が根底にあるそうだ。このビエンナーレをさまざまな国で開催することで、多くの来場者にインスピレーションを与えを意識を変えたいということだ。

最後のビエンナーレ開催が2019年となっているが、現在でもいくつかのプロジェクトが遂行中ということが、彼らのYoutubeチャンネルからわかる。

少し気になったのがBicycle Mayor(自転車市長)というシリーズである。


Bicycle Mayorとはあらゆる都市で活動しているボランティアの方である。自転車の促進から、政府と市民の仲介役まで幅広い役割をこなす。映像では、その地域にその地域にまつわる自転車のエピソードや日常について話している。
この着飾らないリアルさがなんとも素敵で、中には自転車に乗りながら話す市長さんも(その街を一緒に走っているような感覚になる)。

youtubeチャンネルには他にもトークセッションや子供自転車市長を決める会など、コンテンツが盛りだくさんのため、お時間あるときに是非見ていただければと思う。

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