この連載では輪行を取り扱っている。だが読者の大半は輪行は未経験であると思う。そこで今回は今後の連載内容をイメージしやすくなるよう、電車での輪行のやり方について紹介する。まず、筆者が輪行をするときに持ち歩くものを紹介する。
Read more超音波でカーボン検査
カーボンは極めて軽量で振動吸収性のある素材なので、ロード・バイクを中心に人気が高い。ただし、衝撃には弱く、事故や落車などがあれば損傷を受けやすい。しかも、目視や触診ができる傷ではなく、素材の内部に歪が生じることも多い。こ
Read more[ESSAY] 貸自転車ショートストーリー (9)
2007年パリで生まれたヴェリブ式と、15年北京で始まった中国式の2つのタイプのシェア自転車は、世界の大都市に普及。市民の足として定着した。 両者の違いは、駐輪場の有り無し、カードかスマホ決済、官営か民営である。両者には
Read moreソウルでアーバン・ライド
ソウル在住の知人が言うには、ソウルはもとより韓国で自転車に乗ることは自殺行為らしい。日本以上に車社会であり、運転が荒く、歩行者や自転車への気遣いはゼロだからと言う。それならばそれを確かめるべく、Raphaでロード・バイク
Read more自転車に「乗る」ためのレッスン 第5回 はじめて二人は傾斜に気づいた
「市場のそばに貸自転車がある。君が眼をさましたら、二台借りて乗りに行こうじゃないか。ブーシフのまわりは、だいたい平地なんだ」 なぜか理由はわからなかったが、この提案は何となく彼女の心をひいた。 「すてきね!」と彼女は言っ
Read more自転車と放蕩娘 (1) 序幕編
「女性と自転車という切り口で、連載してみないか」という誘いに、二つ返事で応じたのには理由がある。ロードバイクで長距離を走るようになり、ずっと不思議に思っていた感覚を言葉にしてみたい衝動にかられたからだ。 数人のグループで
Read moreCritical Cycling+移動体芸術展 2019 Summer
クリティカル・サイクリングの7回目の展覧会、今回はIAMASの学内プロジェクトである移動体芸術との合同企画として、IAMASオープンハウス2019において開催します。プロトタイプ作品や各種資料の展示はもちろんのこと、恒例
Read more[Cyclist’s Cycles 自転車家12ヶ月] 6月
6月 近年、梅雨入りや梅雨明けというステートメント(声明)が、何を指し示しているのかが判然としない。「梅雨入りしました」と聞いても雨の日が続くというわけでもなく、夏真っ盛りのような青空と暑い気温に加え高い湿度と落差の激し
Read moreチェスター・リーブスのママチャリ文化論
アメリカ人チェスター・リーブスによる「世界が賞賛した日本の町の秘密」(2011年)は、そのタイトルからは連想できないが自転車、それもママチャリについて論じた新書本だ。ただし「ママチャリ」だけではなく、ママチャリによって営
Read moreIAMAS周辺ライド #6 金生山 18km
これまで紹介した IAMAS(情報科学芸術大学院大学)周辺ライドは、ほぼアップダウンのない平坦なコースであった。これは同校が河川域に広がる平野部に位置するからだ。一方で、周辺を取り囲む山間部まで行けば、そこからは坂バカ向
Read more[輪行しませんか?] 大歩危峡編
ペダルを踏み続け、坂を登りきった。下り坂に入ると同時に、景色が開けた。 両側にそびえる急勾配の山が空をV字に切り取っていた。同じ地形が奥の方まで続いている。谷底では水流とゴツゴツとした岩が勢いよくぶつかりしぶきを上げてい
Read moreシマノの電動アシストSTEPSの実験 (5) SC-E8000失敗編
【注意】本稿では電動アシスト自転車のサイクル・コンピュータを取り替えている。改造やハックと呼ぶにはおこがましいが、予期せぬ故障を引き起こし、メーカの保証を受けられない可能性がある。また、公道での走行はできないし、無人の私
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