カリフォルニア生れの音楽家、リチャード・ラーマン(Richard Lerman)は、自転車をガムランに見立てたユニークな作品「Travelon Gamelon」(1977)を作っている。ガムランはインドネシアの民族音楽で
Read more自転車に「乗る」ためのレッスン 第4回 オープン・ザ・ドア
自転車という言葉の魅力は、「自ら」という点にあるような気がする。別に日本語独自というわけでもないと思うのだが、「Bicycle」という単語には強調されていないことだが、映画の中である種の自由の表象として示されるときには、
Read more大友克洋・寺田克也のビバ・イル・チクリッシモ!
西暦2020年に荒廃したネオ東京でオリンピックが開催される。その予言的な漫画「AKIRA」の作者である大友克洋は相当な自転車好きらしく、漫画家の寺田克也らとの共作で「ビバ・イル・チクリッシモ!」(2008年)なる希少本を
Read more[ESSAY] 貸自転車ショートストーリー (7)
今世紀に入り、日本の“自転車活用モデル20都市”では、単一の駐輪場でのレンタサイクル実験が繰り返されていた。 ところが、2007年に始まった多数の駐輪場を持つパリ・ヴェリブ方式が、都市交通手段として認められた。この方式は
Read moreOSMO Actionが引き起こすDJIとGoProの共進化
先進的なドローンやジンバルを開発しているDJIが、新たにOSMO Actionをリリースした。これはDJIにとって初めての分野であり、アクション・カメラの代名詞であるGoProに真っ向から挑戦している。となると、これまで
Read more水平撮影のためのOSMO Pocket
ドローンの最大手DJIが2018年秋に発売したOSMO Pocketは、小型のジンバルを備えたスティック状の小さなカメラ。DJIが開発した優秀なドローンに備わるジンバルやカメラを、独立した製品としたのがOSMOシリーズだ
Read more[ESSAY] 貸自転車ショートストーリー (6)
1973年のオイルショックから今日まで、国と自治体は、自転車活用社会実現を模索している……。 80~90年代には、大量の放置自転車に悩まされながら、コミュニティサイクルと呼ぶ都市型レンタサイクルの社会実験を続けていた。
Read more[輪行しませんか?] 事始め
電車が終点の駅に停車した。私は席から立ち上がる。いつの間にか外に見える風景は、山と山の間に田んぼがあるような、典型的な田舎のものになっていた。今はちょうど田植えの時期らしい、田んぼに水が張られ光っている。 ただ一組乗り合
Read moreジャック・タチののんき自転車
フランスの映画監督・俳優のジャック・タチ、その長編映画第一作「のんき大将脱線の巻」(1947年制作、1949年公開)は、全編に渡って自転車が重要なモチーフになっている。何しろタチ自身が演じる主人公フランソワは自転車に乗っ
Read more[ESSAY] 貸自転車ショートストーリー (5)
1980年代になると、自転車需要は廉価車中心に飛躍的に増大、あまりの普及が大量の放置車を生んだ。 数字でみると、3倍を超える凄まじい増加がよくわかる。 ━国内年間出荷台数 60年300万台→90年880万台 ━保有台数
Read more自転車に「乗る」ためのレッスン 第3回 消失するライド
画面は上下に二分割、いやそれが二画面だから四分割、いや上下二分割と曖昧な一画面ということで三分割・・・。赤松正行の《消失するライド》という、自転車に乗る身体からの主観映像に基づく作品だ。画面は上下が反転した映像で、ひとつ
Read moreシマノの電動アシストSTEPSの実験 (4) SpeedUp FURIOUS編
【注意】本稿では電動アシスト自転車のスピード・センサーの機構を変更している。改造やハックと呼ぶにはおこがましいが、予期せぬ故障を引き起こし、メーカの保証を受けられない可能性がある。また、公道で走行すると道路交通法違反にな
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