床を拭いたり皿を洗うように、普段、自転車を触りながら他のことを考える。家族や友達のことだったり、仕事のことだったり、アメリカなどの大学でのパレスチナ連帯キャンプのことだったり(先日、この主題でリリースされたマックルモアの
Read more銀塩(輪)車 番外編⑦ 湘南台自転車ライフ
今回の番外編では、筆者の引っ越しに伴い始まった湘南台での自転車ライフについて紹介したい。新しい街に新しい自転車で、これからどのように自転車を楽しんでいくかを考えていきたい。またアメリカ・ロサンゼルスでのこの連載、「銀塩(
Read more自転車実走の線 – 活動報告
2022年4月から2023年3月までの1年間、萌芽プロジェクト「プラクティカル・サイクリング」の外部研究員という役割を得て、自転車で実際に走行を行うという調査を行った。 調査する対象は、走る道、道そのものである。 サイク
Read more銀塩(輪)車 番外編⑥ アメリカでの自転車購入
雪は降らないにしても、ロサンゼルスにもしっかりと冬の季節が到来し寒い日々が続いている。今月は筆者も冷たい海風にやられて風邪をひいてしまい、先月の記事にて計画していた試作4号の実験を行うことができなかった。今月の記事ではそ
Read more自転車を載せてテスラで出かけよう〜モデルY編
テスラ(Tesla)のモデル3(Model 3)は史上最良のクルマではあるものの、セダンなので自転車の車内車載には不利だった。キャビンもトランクも広くトランクスルーだが、リア・ウィンドウは固定でトランクの間口が狭いからだ
Read moreバーナード・フィッシュマンの自転車で月へ行った男
バーナード・フィッシュマン(Bernard Fishman)の「自転車で月へ行った男」(1979)は、文庫本で170ページほどの中編小説。原題は”The man who rode his 10-speed b
Read moreサドル沼には手を出すな (1)
自転車のサドルは、座るものなのか?そうではないのか?この問いには長らく答えが出ていない。なぜならそれは公に知られた問いではないし、答えは個々人の感覚と納得に委ねられているからである。 ロードバイクに乗ってみたことがない人
Read moreTTTは面白い
自転車ロードレーサーにとってTTTといえば、「チーム・タイム・トライアル」のことだ。チームの人数は様々だが、3、4人で1チームとして走るレースもあればプロのトップチームが走るレースなどでは8人ほどのチーム全員が一丸となっ
Read more[車輪の言葉、車輪の数] テンション
この連載では自転車の車輪やホイールについての考察を書き進めてきたのだが、前回記事の内容についてのコメントを受け取ったので、ここに取り上げさせていただいた。 改めて考えてみると、細いスポークで(しかも今回は少ない本数で)数
Read more[車輪の言葉、車輪の数] 手組み・完組み
自転車には、つくり続けていく楽しみがある。それは特定の時点に完成という点を打たずに、ずっと続いていく、つくり続けることを完遂したい、という密やかな悦びなのかもしれない。 といっても、自分自身で金属を加工したり、コンピュー
Read more[車輪の言葉、車輪の数] 車輪の先発明(主義)
「車輪の再発明」という言葉がある。 すでに一般に広まっている技術を知らないまま、新たに開発された技術だと考えているようなことを「それは車輪の再発明をしているようなものだ」と言うときがあるが、これは車輪があることを知らずに
Read more[車輪の言葉、車輪の数] ツールのホイール
秋も深まった紅葉の時期にツール・ド・フランスを話題にすることは、少し変な感じがするかもしれない。しかし、今年のツールは開催時期が例年と異なっていたことは、皆さんがご存知の通りである。 第107回となるこのレースは、202
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