2021年の3月から新潟県立近代美術館で開催される「Viva Video! 久保田成子展」の情報が公開された。久保田成子(1937-2015)は、ニューヨークを拠点に活躍したヴィデオ・アーティスト。1970年代に映像と立
Read more自転車に「乗る」ためのレッスン 第20回 完璧な乗り物
この半年ほどNetflixを見るようになった。よくもわるくも世界中で番組を制作して配信している面白さ、過剰さ、雑さ、番組っぽさと動画っぽさが入り交じる。ここ数日、というか、一気見してしまったのだが……、「タコスのすべて」
Read more自転車に「乗る」ためのレッスン 第19回 未完結の時間
前回実況したことを書いた。メディアは違うけれど、主観的には中継をしている。見ているという状況だ。それをある放送人は、かつて「未完結の時間」と言った。映画とちがって、いちど撮られ、場合によっては編集されている映像ではない(
Read moreエイミー・ウォーカーの自転車生活でいこう!
カナダのバンクーバーで暮らすサイクリスト、エイミー・ウォーカーが編集した「自転車生活でいこう!」は、サブタイトルの「自転車が人生を変える50の理由」が示すように、50の観点から33人の自転車好きが自転車を論じたエッセイ集
Read more[車輪の言葉、車輪の数] 2分の1
真夏のサイクリング中、ロードのほど近くを流れる川に頭まで浸かって、汗を流して体温を下げ、生きかえったような心地でまたペダルを回し始めることがある。近年の夏は大変暑いので、川に浸かりに行くためにサイクリングに出かけるような
Read moreトヨタの未来都市Woven Cityを走る自転車
トヨタ(Toyota)は世界最大の自動車メーカーながら、販売台数が3%程度しかない弱小メーカーのテスラ(Tesla)のほうが時価総額が高い。つまり企業価値がないと見なされた屈辱的な立場にある。そのような危機的状況を脱する
Read more道中で目覚めるための装置としての自転車
出かけた先で眠るのが好きだ。もっと正確には、目覚めることが好きだ。絡み合い継ぎ足され続いてきた意識と思考の綱を、眠りによって断ち切り再スタートする。世界が新鮮さを取り戻し、感覚のチャンネルがいっせいに開かれる。あたかもそ
Read more自転車に「乗る」ためのレッスン 第18回 実況者のレッスン
今回は、すこし趣向を変えて、僕自身が映像のなかに入り込んだ、自転車に「乗る」ためのレッスン。というのは、2020年7月23日に開催された、「Critical Cycling 新型グループ・ライド」で、赤松武子さんと実況を
Read more「サイクリング」「サイクリスト」のフレームの外へ
cycling と「サイクリング」はイコールではない。このことを再確認し共有する必要を、近ごろ強く感じる。COVID-19パンデミックを受け世界で盛んに交わされている自転車利用全般の話が、日本語に入ってくるなり「サイクリ
Read more自転車に「乗る」ためのレッスン 第17回 映画の過剰摂取!?
2020年1月。このWeb連載、「自転車に「乗る」ためのレッスン」について話す授業をした。正直なところ、準備を重ねた割に、自分が考えていること、書いてきたこととはなにか? を手探りで振り返る時間となり、聴講した学生にとっ
Read moreルカ・ブルームのアコースティック・モーターバイク
ルカ・ブルーム(Luka Bloom)はアイルランド出身のシンガー・ソングライター。1992年にリリースされた「The Acoustic Motorbike」は、同名のアルバムのタイトル・チューン。冒頭の鳥や動物の鳴き声
Read more2001年未来のサイクリング
かつて予言された未来に自転車は存在するのだろうか? その例を1969年に刊行された謝世輝著「2001年の世界」に探ってみよう。これは21世紀の社会と生活を予測した子供向けの未来書だ。高度経済成長が続き、科学技術があらゆる
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