前回の連載で紹介した、群ようこの「サイクリングばあさん」。その後、女性が自転車に乗ることに対して意識の差があるのか、インドからの留学生にも尋ねたところ、母親の世代は自転車に乗っていないという。彼女自身は自転車に乗ることに
Read more百年あまり前、オンタリオ湖のそばでサイクリングに明け暮れた女性たちの肖像
Ten diaries spanning 1893-1914 illustrate the life of a single working woman set free by the bicycle and
Read more猫と自転車に乗れたなら (9)
サンタと自転車に乗れたなら〜 今年のクリスマスはステイホームという人たちがきっと多いだろう。しかし、子どもたちはCOVID-19(新型コロナウイルス)状況があろうとも、純粋にサンタさんを心待ちにしているはずだ。 ここ数年
Read more松本俊夫の銀輪、そして憂鬱のアーカイブ
日本の実験映画の第一人者である松本俊夫の「銀輪」(1956)は、自転車を題材とした12分弱の短編映像で、日本自転車工業会が自転車の輸出促進のために発注した宣伝映画だ。これが東京大学を卒業後入社したばかりの映画会社での初監
Read more百年以上前に自転車キャンプツーリングを確立したトーマス・ホールディングが気になる
合理的思考の可能な自転車ユーザーがツーリングの際にわざわざキャンプをする理由といえば、経済的に困っているか、野蛮な気質が多く残り過ぎているかである。合理的に言えば、いずれについても恥じる必要はない。 トーマス・ハイラム・
Read more自転車と放蕩娘 (15) ヘレン・ケラーとタンデム自転車
「寛容は精神の大いなる賜物。それは、自転車でバランスをとるのと同じように、脳の努力を必要とします。」とは、ヘレン・ケラーの言葉だ。 ヘレン・ケラーは一歳八ヶ月のときに患った病気のために盲聾となり、六歳から始まった家庭教師
Read moreエイミー・ウォーカーの自転車生活でいこう!
カナダのバンクーバーで暮らすサイクリスト、エイミー・ウォーカーが編集した「自転車生活でいこう!」は、サブタイトルの「自転車が人生を変える50の理由」が示すように、50の観点から33人の自転車好きが自転車を論じたエッセイ集
Read more[車輪の言葉、車輪の数] 2分の1
真夏のサイクリング中、ロードのほど近くを流れる川に頭まで浸かって、汗を流して体温を下げ、生きかえったような心地でまたペダルを回し始めることがある。近年の夏は大変暑いので、川に浸かりに行くためにサイクリングに出かけるような
Read more「サイクリング」「サイクリスト」のフレームの外へ
cycling と「サイクリング」はイコールではない。このことを再確認し共有する必要を、近ごろ強く感じる。COVID-19パンデミックを受け世界で盛んに交わされている自転車利用全般の話が、日本語に入ってくるなり「サイクリ
Read more素晴らしき自転車ライフ
「素晴らしき自転車ライフ」は、こだわりの、だけど少し力が抜けたフォト・ブック。原書は「My Cool Bike: An Inspirational Guide to Bikes and Bike Culture」と題され
Read more逆モンテカルロ法で自転車座を探す(途上編)
カール・セーガンは20世紀の星座として自転車座を提案した。これは素晴らしい着想であったものの、実際にどこに自転車座があるのかまでは言及していない。そこで、夜、星空を見上げて、あるいはプラネタリウムで自転車座を探してみる。
Read more自転車と放蕩娘 (7) サイクリングがもたらす公共圏
私にとってクリティカル・サイクリングは、サイクリングを共通言語に、ユーザーの視点から新たな表現者像を考えるための起点となっている。サイクリングを通じて感じ、考え、つくり、批評し、提案し、楽しみを享受する点では皆等しくユー
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