自転車には、つくり続けていく楽しみがある。それは特定の時点に完成という点を打たずに、ずっと続いていく、つくり続けることを完遂したい、という密やかな悦びなのかもしれない。 といっても、自分自身で金属を加工したり、コンピュー
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クリティカル・サイクリング
自転車には、つくり続けていく楽しみがある。それは特定の時点に完成という点を打たずに、ずっと続いていく、つくり続けることを完遂したい、という密やかな悦びなのかもしれない。 といっても、自分自身で金属を加工したり、コンピュー
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「車輪の再発明」という言葉がある。 すでに一般に広まっている技術を知らないまま、新たに開発された技術だと考えているようなことを「それは車輪の再発明をしているようなものだ」と言うときがあるが、これは車輪があることを知らずに
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秋も深まった紅葉の時期にツール・ド・フランスを話題にすることは、少し変な感じがするかもしれない。しかし、今年のツールは開催時期が例年と異なっていたことは、皆さんがご存知の通りである。 第107回となるこのレースは、202
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クルマの役割のひとつに自転車を乗せることがある。これで混雑する市街地を避けたり、自転車では難しい遠方まで出掛けたりできる。このとき、ルーフ・マウントなどのキャリアを利用する他に、自転車をそのまま車内に収めることもできる。
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人類学者ティム・インゴルドは、「物質(素材)と想像力(作り手)との相互作用による応答」が、対象を観察をする上で大切にすべきことであると主張している。ただ漫然と見て記録するのではなく、人が身の回りにある素材に対して真剣に
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自宅勤務が続くと、いつも以上に五感が四季の変化を求めるようだ。湿度を含んだ風に乗って運ばれてくる麦の香りや、蛙の鳴き始める時間を知ったのも、大垣へ来て5年目で初めての経験だ。そんな折にふと思い出したのが、あずまきよひこの
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自転車漫画「のりりん」の第1話では、自動車が趣味である主人公が、自転車に乗っている人が嫌いである理由を告白している。その理由のいくつかをセリフから抜き出すと 「スポーツだか移動手段だかはっきりしない」 「非日常を無理やり
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5月 自然と共にロードバイクで走る人を自転車家と名付けて、一年を通じた道路上での自転車家の姿書き綴ってきた。その一年間をペダリングに例えるならば、今日はクランクの上死点だ。 自転車を漕いでいるときにペダルに乗った足が一
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2020年4月19日 フィールドノート 前日の夜に降った雨は朝方には降り止んでいた。路面はまだ乾いていないので、空気はひんやりとしているが体感気温は低くはない。クロモリフレームのロードバイクを部屋から出し、出発前に空気圧
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11月 自転車家には2種類だけが存在する。紅葉を見届けるためにサイクリングに出向いて、自分の愛車と赤や黄色に染まった樹々との記念写真を撮り終えると春になるまでの休息に入るか、防寒のためにウェアや用具を買い足し、真冬の風に
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自転車家たちがよく使うジョークとして「フレームからパーツが生えてきた」というフレーズがある。多くの場合それは「知らない間にあなたの自転車には変化が起こっているようだ、そのための原資はどこからきたのか」という趣旨で隣人から
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気候と共に歩む自転車家にとって「8月は夏」というのは暦の上でのことだ。今我々がつかっている暦もあれば、今は使われていない昔の暦もある。様々な暦が世界中で作られて使われてきたが、それらはすべて周期(サイクル)をもった何らか
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