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Critical Cycling

クリティカル・サイクリング

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投稿者: 松井 茂

自転車に「乗る」ためのレッスン 第14回 インドアサイクリングする建築家

2020-04-04 松井 茂 映画, 考察, 都市

Michael Blackwoodが1990年に制作した『Arata Isozaki II: International Projects』の中で、30年前の建築家、磯崎新はどういうわけか三輪車に乗っている。2019年に

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自転車に「乗る」ためのレッスン 第13回 見えない自転車

2020-03-04 松井 茂 映画, 考察

アルフォンソ・キュアロンの『ゼロ・グラビティ』(2013年)は、斬新な演出や撮影手法に基づく物語として、未だにときどきみてしまう。もちろん、この数年の映像技術の進展に馴らされた知覚にとっては、その細部へ驚きは減じていると

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自転車に「乗る」ためのレッスン 第12回 ぐるりと運動する

2020-02-04 松井 茂 映画, 考察

ベルナルド・ベルトルッチとキャメラマンのヴィットリオ・ストラーロが本格的に組んだ最初の作品が『暗殺のオペラ』(1970年)である。ボルヘスの短編『裏切り者と英雄のテーマ』を原作に翻案されたこの映画で、主人公は街で借りた自

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自転車に「乗る」ためのレッスン 第11回 自転車を拾い二人乗りする

2020-01-04 松井 茂 映画, 考察

オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督の『ヒトラー 〜最期の12日間〜』(2004年)は、説明的な邦題どおり、第二次世界大戦末期のベルリン市街戦を舞台に、ヒトラーの最後を描いた作品だ。この作品には原作として、歴史家であるヨアヒ

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自転車に「乗る」ためのレッスン 第10回 ぼんやりと映像から自転車を探す

2019-12-03 松井 茂 AI, 映像, 映画, 考察

毎度のことだが、前回苦しまぎれで『孤独のグルメ』からある1話を抜き出して、なんとか原稿を書いた。すると赤松正行より「80話のうち1話だけとのことですが、今回の記事のために見直したのですか? それとも記憶力抜群とか?」とい

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自転車に「乗る」ためのレッスン 第9回 グルメと自転車と孤独

2019-11-03 松井 茂 テレビ, 考察

『孤独のグルメ』というテレビドラマがある。2012年にSeason1がはじまり、現在Season8が放送中。輸入雑貨商の井之頭五郎(松重豊)が、ひとりでご飯を食べるという、それだけのドラマだ。ご飯を食べる店はもちろん実在

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自転車に「乗る」ためのレッスン 第8回 意外性と因果性

2019-10-03 松井 茂 映画, 考察

夕闇迫る坂道を全力疾走する足立麻子(を演じるのは小泉今日子)。背景には、黄色いゴミ袋がやたらと目立つ。次のカットで、全力疾走のまま道を右折しようと膨らんだところを(といっても少々わざとらしい)、突如現れた自転車から身を逸

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自転車に「乗る」ためのレッスン 第7回 舞台の地形と物語の地勢

2019-09-03 松井 茂 映画, 考察

僕がいま研究代表をしている「マス・メディアの中の芸術家像」という日文研でのプロジェクトは、研究対象の時代区分を1968年から95年と限定している。この設定はテレビというオールド・メディアの成熟期から、インターネットに象徴

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自転車に「乗る」ためのレッスン 第6回 止まる自転車

2019-08-03 松井 茂 映画, 考察

黒沢清の映画『勝手にしやがれ』シリーズの続編の続編に位置づけられる『蛇の道』(1998年)も相変わらず哀川翔が主役だ。シリーズと書いたが、すこしだけ設定が似ていて、哀川が主役であるということしか共通点はない。もっとも「し

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自転車に「乗る」ためのレッスン 第5回 はじめて二人は傾斜に気づいた

2019-07-03 松井 茂 映画, 考察

「市場のそばに貸自転車がある。君が眼をさましたら、二台借りて乗りに行こうじゃないか。ブーシフのまわりは、だいたい平地なんだ」 なぜか理由はわからなかったが、この提案は何となく彼女の心をひいた。 「すてきね!」と彼女は言っ

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自転車に「乗る」ためのレッスン 第4回 オープン・ザ・ドア

2019-06-03 松井 茂 映画, 考察

自転車という言葉の魅力は、「自ら」という点にあるような気がする。別に日本語独自というわけでもないと思うのだが、「Bicycle」という単語には強調されていないことだが、映画の中である種の自由の表象として示されるときには、

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自転車に「乗る」ためのレッスン 第3回 消失するライド

2019-05-06 松井 茂 アート, 考察

画面は上下に二分割、いやそれが二画面だから四分割、いや上下二分割と曖昧な一画面ということで三分割・・・。赤松正行の《消失するライド》という、自転車に乗る身体からの主観映像に基づく作品だ。画面は上下が反転した映像で、ひとつ

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