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Critical Cycling

クリティカル・サイクリング

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投稿者: 松井 茂

自転車に「乗る」ためのレッスン 第5回 はじめて二人は傾斜に気づいた

2019-07-03 松井 茂 映画, 考察

「市場のそばに貸自転車がある。君が眼をさましたら、二台借りて乗りに行こうじゃないか。ブーシフのまわりは、だいたい平地なんだ」 なぜか理由はわからなかったが、この提案は何となく彼女の心をひいた。 「すてきね!」と彼女は言っ

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自転車に「乗る」ためのレッスン 第4回 オープン・ザ・ドア

2019-06-03 松井 茂 映画, 考察

自転車という言葉の魅力は、「自ら」という点にあるような気がする。別に日本語独自というわけでもないと思うのだが、「Bicycle」という単語には強調されていないことだが、映画の中である種の自由の表象として示されるときには、

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自転車に「乗る」ためのレッスン 第3回 消失するライド

2019-05-06 松井 茂 アート, 考察

画面は上下に二分割、いやそれが二画面だから四分割、いや上下二分割と曖昧な一画面ということで三分割・・・。赤松正行の《消失するライド》という、自転車に乗る身体からの主観映像に基づく作品だ。画面は上下が反転した映像で、ひとつ

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自転車に「乗る」ためのレッスン 第2回 勝手にしやがれ

2019-04-03 松井 茂 映画, 考察

横尾忠則が画題にするY字路のような、谷中にあるみかどパンの杉の木を正面から捉え、右側の道の奥から、吉行耕作(前田耕陽)のママチャリが、姿勢を低く疾走してくる。「ゆーさーん、ゆーさーん、やばいっすよー」と絶叫し、みかどパン

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自転車に「乗る」ためのレッスン 第1回 二人乗り

2019-03-03 松井 茂 映画, 考察

 そういえば、と思い出して、久しぶりに、河瀬直美『沙羅双樹』(2003年)を見直す。作品前半、主人公の高校生ふたりが奈良町の路地を走るシーンだ。  高校の美術部で、俊が夕をモデルにデッサンするシーンから切り替わる。すこし

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自転車に「乗る」ためのレッスン 予告編

2019-02-03 松井 茂 映画, 考察

メディア・アーティストの藤幡正樹は、自転車の乗り方をテキスト化することの困難さを、あるエッセイに書いている。一瞬「そうかな?」と思わなくも無い。実際、「ハンドルを握り、サドルに座り,ペダルを漕ぐと自転車は動きます」と書け

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