クリティカル・サイクリングについて

クリティカル・サイクリング(Critical Cycling)は、サイクリングを楽しみ、その批評性を探求する任意グループです。岐阜県大垣市にあるIAMAS(情報科学芸術大学院大学)を中心に2016年4月より活動をしています。

クリティカル・サイクリングでは、グループ・ライドから調査研究、そして本サイトの運営まで幅広く自転車に関する活動を行っています。興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせよりご連絡ください。

宣言
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クリティカル・サイクリング宣言

世界は変化している。21世紀を迎えた人類は、利便性に堕してバランスを逸したモダニズムに、ようやくブレーキをかけつつある。
そして現在、私たちの生活空間は、モバイルに象徴されるメディア技術によって、ヴァーチャルなインフラストラクチャーと接続し、新たなリアルを獲得した。しかしこの生活圏は、あまりに可塑性が高く、過剰に生成し、暴走しがちなのだ。私たちは、見えない時空間を再構成する、メディア表現を必要としている。こうした事態に、いま私たちが掲げるキーワードは、バランスの復権だ。
人類最古の発明のひとつである車輪にペダルが装着されたのは、19世紀である。私たちは、モダニズムの始めに立ち戻り、ハイ・テクノロジーと身体が駆動してきたバランス感覚に着目する。自転車は、理性と野生、都市と自然、ヴァーチャルとリアルを接続し、シンプルなバランスの循環を見出す指針となるだろう。私たちは、この営みを「クリティカル・サイクリング」と命名し、以下の綱領を宣言する。

1)自転車に乗ることは、楽しみである。
なぜならヒトは、自分自身の身体を通じて、車輪、ペダル、フレームが構成するグルーヴを享受するからだ。つまり自転車は、テクノロジー(技術工学)である。

2)自転車に乗ることは、シンプルである。
なぜならヒトは、平衡感覚を通じて、機能、習慣、共有を瞬時に得るとともに、事物を必要最小限に削ぎ落とす。つまりクリティカルは、エスノロジー(民族誌学)である。

3)自転車に乗ることは、発見的である。
なぜならヒトは、ハンドルで導きながらペダルの循環運動を通じて、世界をスキャンしているからだ。つまりサイクリングは、オントロジー(存在論)である。

愛する者よ、自転車に乗り、共に世界を再起動しよう!

2016年7月31日
起草 赤松正行、松井茂、伊村靖子、瀬川晃、八嶋有司、綿貫岳海、湯澤大樹、後藤祐希

クリティカル・サイクリング宣言 on GitHub


シンボル

デザイン:瀬川晃

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
Critical Cycling 作『Critical Cycling Symbol Mark』はクリエイティブ・コモンズ 表示 – 改変禁止 4.0 国際 ライセンスで提供されています。


活動歴

2019.11.02 養老アート・ピクニック(2019)
2019.10.25 韓国(テジョン・セジョン)自転車調査
2019.10.19 シェイク自転車試乗・試飲会
2019.10.16 パラメタ・トラック開設
2019.10.06 カクテル自転車試乗・試飲会
2019.08.01 移動する作品展Vanishing Ride
2019.07.27 Critical Cycling+移動体芸術展 2019 Summer
2019.06.22 韓国(ソウルチュンチョン)自転車調査
2019.06.14 DIALOG #2展Vanishing Ride
2019.05.10 DIALOG #2展Vanishing Ride
2019.02.21 Critical Cycling+移動体芸術+現実感芸術展 2019 Winter

2018.11.03 養老アート・ピクニック(2018)
2018.10.28 サイクル・トレイン+サイクル・ステーション体験ツアー
2018.10.20 養老サイクル・マッピング
2018.10.14 バランスからだ自転車 PRE
2018.09.21 リ・サイクルの車輪
2018.09.01 養老サクル・ステーション開設
2018.08.04 Critical Cycling+移動体芸術+現実感芸術 2018 Summer
2018.07.03 otakuhouseインタビュー
2018.04.24 MINOURA(株)箕浦訪問
2018.04.23 (株)CURIO訪問
2018.03.24 中国(桂林深セン)自転車調査
2018.02.22 Critical Cycling+移動体芸術展 2018 Winter
2018.02.09 cycle誌インタビュー
2018.01.10 自転車創業インタビュー

2017.11.18 養老アート・ピクニック
2017.07.29 Critical Cycling+移動体芸術展 2017 Summer
2017.06.09 北欧(オランダ・デンマーク)自転車調査
2017.03.31 情報科学芸術大学院大学紀要 第8巻 「特集:クリティカル・サイクリング」
2017.03.21 自転車のためのサーバサイド・プログラミング講座
2017.03.11 日本デジタルゲーム学会基調講演「クリティカル・サイクリング」
2017.03.04 自転車博物館サイクルセンター見学
2017.02.23 Critical Cycling展 2017 Winter
2017.01.26 研究紀要のための座談会
2017.01.24 CYCLE SEEDS主催者特別講義
2017.01.22 彦根市立図書館文献資料調査
2017.01.16 Shin・服部製作所インタビュー

2016.11.30 養老鉄道総務企画課インタビュー
2016.11.21 CYCLE SEEDS主催者インタビュー
2016.10.01 アメリカ(オレゴン)自転車調査
2016.09.09 市民・自転車フォーラム理事長インタビュー
2016.08.31 西美濃サイクルツーリズム担当者インタビュー
2016.07.30 Critical Cycling展 2016
2016.06.23 イギリス(ロンドン)自転車調査
2016.05.13 キックオフ・ミーティング
2016.04.09 IAMAS教員ミーティングのプレゼンテーション


リンク集

IAMAS周辺のライド情報

IAMAS周辺ライド #1 大島堤 15km
IAMAS周辺ライド #2 墨俣一夜城 14km
IAMAS周辺ライド #3 犀川 18km
IAMAS周辺ライド #4 ロームカウチ 13km
IAMAS周辺ライド #5 野古墳群 32km
IAMAS周辺ライド #6 金生山 18km
IAMAS周辺ライド #7 川沿い南下 21km
IAMAS周辺ライド #8 琵琶湖 84km
IAMAS周辺ライド #9 藤橋 42km
IAMAS周辺ライド #10 根尾薄墨桜 80km

cbiメーリングリスト
IAMAS関係者を中心に大垣市周辺で休日や早朝に近隣ライドを実施。初心者向け短距離の「ゆる」と経験者向け中長距離の「がち」があります。どなたでもご参加いただけます。

西美濃サイクルツーリズム
西濃地域の6市町(揖斐川町、大野町、池田町、本巣市、神戸町、大垣市)による自転車振興事業で、エイド・ステーションの整備やガイドブックの配布などをされています。

IAMAS周辺のレンタル自転車

すいとGO![水都号]
大垣駅墨俣城などの無料レンタル自転車。

養鉄トレクル
揖斐川駅池田町役場池田温泉の有料レンタル電動アシスト自転車。

Spinlister
P2Pでの有料自転車レンタル・サービス。IAMAS周辺に数台の登録あり。

ソフチャリ
事業終了により利用不可。


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