今回のプラクティカルな事例としては自転車から離れ「回転するグラフィック」について紹介する。
透明フィルムにプリントした二層のパターンを什器から吊るして回転させている。風を受け回転することで重なるパターンの干渉縞(モアレ)が生じる。プリントはカラーよりモノクロの方が展示空間には馴染み、直線(水平・垂直・斜め)、円、曲線とパターンの種類をシミュレーションした結果、体感するサイズは、H2100mm x W300mmに定まった。
森で映ろう木漏れ日やせせらぎの煌めきなどを抽象的に表現したいと思い、モアレをモチーフに考えた。モアレを受動的に鑑賞するために縦軸で水平方向に回転するインスタレーションの形に落ち着いた。改めて見直すと一番左のグラフィックは「回」の文字が含まれているのはご愛嬌か。
横軸:垂直方向の参考事例としてはこんなものが挙げられるが、今後の機会に留めておこう。
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