シングルスピードはやっぱりいいな

連休に親戚を訪ね、預けてあるシングルスピードATBを数ヶ月ぶりに乗り回したらとても良かった。

同じ自転車でのサイクリングについて前に書いたもの

跨がって、ただペダルを踏む。ギアを合わせてから、というステップがないことはシングルスピードの大きな強みだ。歩行から走行へ、最短で移れる自転車。

Konaの26インチ車 A’Ha(1997年モデル)

早く遠くへ行きたいか、坂を登りたいか。頑張る・鍛える以外には、身体と環境に合ったギア比を選ぶしかない。自分はスピードを求めていないので、リング34T/コグ18Tで1.89と軽めにしている(固定ではなくフリー仕様)。

細道をつないで散策したり
河川敷グラベルをクルーズしたり

タイヤは26インチ、幅2インチちょっと。低めのノブつきパターンも合わせて、舗装路も未舗装路もオールラウンドにこなせる選択のつもりだ。

杉林の道を峠へと登る
水場で一休み

ハンドルバーはあれこれ試して、幅広のライザーバーがベストと考えるようになった。きつく長い坂では、オールを漕ぐように上半身もがっつり使えるメリットが大きい。ブレーキレバーより内側にもバーテープを巻き、ポジションの自由度が少し上がるようにしている。

JonesのLoop H Barは登りの限界が低かった

現在のバー(Hunter Cycles Smooth Move Bar low)を入れてみてのステアリング感覚も良好。ヘッド角はスペック上は70.5度、ボトムブラケット高さは実測で300mm前後だったか。

サドルも今回スリムなものを組んだら良い具合だった。小振りなサドルは脚が回し易いだけでなく、段差を下りるようなところで車体を前に送り出す際にも股の間をスッと通過してくれる。

俺のかっこいいクランカー

究極の一台「ワン・バイク」は乗っていて存在を忘れてしまえるようなやつ、すなわち「ゼロ・バイク」ではないか、とかねてから考えているのだが、それに最も近い自分の自転車は現時点ではこいつだと思う。そしてそのゼロ・バイク性は恐らく、環境から引き剥がされると失われてしまうものだ。

隣の峠から見た風車群

次に遊びに行く時は、輪行を組み合わせていつもより遠出してみたい。積載のアイデアもそれまでに練っておこう。シンプルでワクワクする自転車が待っていてくれることは嬉しい。

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