DJI Action 2は自転車カメラの新機軸になるか

GoProのライバルであるDJIが、新しいアクション・カメラAction 2を発売した。前モデルがGoPro HEROシリーズの模倣じみていたのに対して、今回は独創的なアプローチを取っている。それは本体のサイズを半分にして、マグネットによる着脱モジュール構造を採用したことだ。これによって撮影スタイルが広がることを狙っているのだろう。GoPro HEROとInsta360 Goの中間的な立ち位置だ。

それではGoPro HERO10 BlackとともにDJI Action 2を自転車のハンドルバーに取り付けて撮影してみる。まず、Action 2のスタビライズRockSteadyは良好で、路面の細かい振動を抑えて安定した映像が得られる。これはHERO10のHyperSmoothに勝るとも劣らない。画質はHERO10のほうが遥かに良いものの、Action 2は半分の大きさで健闘していると言える。

Action 2は小型軽量なので、ネックレス型のストラップで簡単に胸元に取り付けることができる。これはGoProのチェスト・マウントに比べると随分と手軽だ。やや緩めのTシャツにAction 2を取り付けて自転車に乗ると、Action 2は前後に揺れるものの、映像はそれを見事に打ち消している。相対的に自転車が前後に揺れて映るのが面白い。事前に調整していたものの、乗車姿勢のために画角がずれてしまった。

カメラが傾いても映像は水平を保つHorizonSteadyはやや破綻しており、しかも1080pのビデオ撮影でしか使えない。もっともHERO10でもリニア画角でしか使えないといった制約がある。いずれも写真撮影では水平が取れないのも残念。自転車に乗りながら手持ち撮影すると水平に構えるのが難しいので、この機能は充実して欲しいことろ。現状ではDJI Pocket 2など物理的なジンバルを超えていない。

いわゆるタイムラプス撮影では、映像を滑らかに繋ぐHyperlapseが利用できる。これはHERO10でのTimeWarpと同等であり、高速に滑空するような映像が得られる。しかし、長時間撮影ではバッテリー容量が不足する。拡張モジュールを繋げば解決するものの、小型軽量ではなくなる。せめて本体に充電ポートがあれば良かった。GoProを含めてアクション・カメラにロング・ライドへの配慮が欲しいところ。

さて、Action 2の魅力は撮影機能や画質だけではない。その真の訴求力はマグネットによる着脱機構だろう。本体と拡張モジュールやマウントを近づけると、磁石で引き寄せられてカチっと吸着する。その生理的快感や手軽さに惹かれて、無駄にカチャカチャしたくなる。ただし不良品だったのか、左右のロック機構が不完全にしか嵌らない。それに気がつかずに本体を吹き飛ばして傷だらけに。ご注意あれ。

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