帰国と食料調達隔離ライド

9月末に2か月弱のドバイ出張から帰国した。

出張案件が公になったため簡単に周知すると ドバイ万博2020 の日本館でのインタラクティブコンテンツ実装周りを会社仕事として取り組んだ。ドバイの近くに訪れる際は立ち寄っていただけると嬉しい。

ドバイ万博2020 日本館

さて無事に設営を終えて帰国して過酷だったのが日本での隔離生活である。新型コロナウイルスの感染拡大を予防するために義務付けられている。まず帰国してすぐ、空港待機場所で指定のアプリや、書類、契約書などを記入したのち、広い空港の中を移動してPCR検査を行う。検査が終わらないと空港を出ることができないため1,2時間は待機していた。

陰性結果が出たのちに、預け荷物の受け取りや入国審査をすすめて国指定の隔離施設へ移動する。隔離施設(東横イン ホテル)では3日間、以下のような部屋で監禁される。私が帰国する一週間前までは6日間のホテル隔離があったらしく、不幸中の幸いではあった。

隔離期間中の部屋

毎日8時、12時、17時に館内放送でお弁当のアナウンスがあり、部屋のドアを開けると外側のドアノブにお弁当とお茶などがビニール袋に入っている。日本食が恋しくて仕方がなかった自分としては、日本食ということだけで悶絶するほど嬉しかった。味は恐らく普通なのだがドバイ舌になっていた身からすれば美味しかった。

3日間の隔離期間を終えてからは11日間(3日間と合わせて2週間の隔離が義務付けられている)の自宅待機期間となる。
帰国した際に強制的にインストールされた”mySOS”というアプリが不定期な時間帯にこちらの居場所を報告するように強いられる。また別のタイミングではAIから電話がかかってきて、カメラをオンにして30秒間自分の顔と背景(家にいることが分かるように)を映し出さなければいけない。

GPS情報の報告を求められた際のスクショ

自宅隔離中は公共交通機関の利用は規約違反で罰せられるとのことだ。また毎日の報告も怠ると、罰せられる。実際に罰せらたケースも厚生労働省のサイトから確認することができる。”自転車”は交通公共機関に入らないが、基本的に不要な外出は控えるようにと曖昧に記されている。食料を買いに行くことは生きていくために欠かせない。食料調達のために自転車を利用しても問題ないのかどうか、厚労省に問い合わせたところ、厚労省内に設置されている入国健康確認センターから以下のように返信があった。

入国者健康確認センターです。
ご連絡ありがとうございます。
食料の購入のためであれば自転車での外出は問題ございませんので、どうぞご安心下さいませ。 
なお、お出掛けの際には、マスクを着用頂いたり、混雑する場所や時間帯を避けて頂く等、感染対策へのご配慮をお願い致します。
引き続きご協力よろしくお願いします。

食料調達する目的で自転車に乗ること、食料調達隔離ライドが公認された。
徒歩よりも自転車に乗ることのメリットは短時間の外出を済ますことができたり、道中の人混みに巻き込まれることも考えにくい、総合的に徒歩よりも感染リスクを低めることが出来るのではないかと思う。

二ヵ月近く乗っていなかったピストバイクのタイヤは空気が自然に抜け漏れていてたので、空気を入れて食料調達隔離ライドを日課にしていきたい。

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