万博と自転車と万博

万博記念公園駅から歩いて大阪万博記念公園に行く途中からすでに「太陽の塔」を目視できる

昨年は仕事でドバイ万博に携わったこともあり、万博というものへの興味と昔から気になっていた岡本太郎の”太陽の塔”を一目見たく、ドバイから帰国して間もない11月に大阪万博記念公園へ遊びに行くことにした。その際、当時の万博資料を集めた「EXPO’70パビリオン」の中で、「電気自転車」の展示を偶然にも発見した。

EXPO’70パビリオン内部の「電気自転車」展示の様子(筆者撮影)

詳しく調べてみると、当時(1970年)の大阪万博内にて実際に使用されていた電気自転車がそのまま展示されているとのことだ。大阪万博真っ只中の昭和を感じるレトロフューチャーな曲線がなんとも洒落ていた。当時、電気自転車は10台のみ用意され、緊急用あるいは報道関係者向けに貸し出しを行っていた。三洋電機が制作に携わり、万博公園内には充電施設も存在していたらしい。電動アシスト自転車とは違い、ペダルを漕がずに自走することが可能とのことであるが、昨今当たり前のように見かける電動アシスト自転車の原型ともいわれている。

電気自転車を贈呈する当時の様子(日経新聞)

将来的に電気自転車が人々の生活に普及し、交通手段としての需要が高まると三洋電機は当時予想していての出展という事だったらしいが、それは50年経った今まさに的中したように思える。

万博繋がりでドバイ万博を振り返ってみると、シェアサイクルは当たり前のように会場内に用意されていた。ビザの関係上、ドバイ万博オープン前に帰国してしまったため、実物を見に行く事は出来なかったが、どの駅前にもモール前にもシェアサイクルが置かれていたるドバイは、日本よりもシェアサイクルの文化が普及しているからこそという事もあるかもしれない。夏場の気温が当たり前のように40度前後を記録し外出時間をなるべく短縮したいという環境要因も、普及の理由の一つとして考えられるかもしれない。

ドバイ万博内のシェアサイクル(gulfnews)

きたる2025年の大阪万博における自転車は恐らくシェアサイクルとして配置され、大阪近辺の自転車専用道路は整備されるだろう。数年前の記事ではあるが、2025年大阪万博会場へのアクセスとして自転車道を整備する記事であったり、要望書にも自転車道の強化について記載がされている。自転車道のみならず、50年前の三洋電機のように自転車の未来予測プロトタイプが少しだけでも目の当たりに出来れば何とも嬉しいことだろうか。

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