バスをチャーターして自由奔放自転車ツアー

大型バスをチャーターして自転車ツアーを行った。これはバスをギャラリーやイベントに活用するMOBIUM(モビウム)の協力を得て実現したもの。何しろ路線バスを買い取って改造し、音響映像機器や工作機械などを搭載した移動空間だから、自転車への応用も夢が膨らむ。そこでまずはシンプルな自転車ツアーを企画、冬の寒い時期ゆえに、少しでも暖かいところへと赴いた。

まずMOBIUMの駐車場で自転車を積んで出発。2時間ほど南下して箕田公園に到着、自転車を下ろして千代崎海岸から海沿いをサイクリング。町屋海岸まで走ってランチを取れば、今度は山へバスで向かう。菰野周辺を夕暮れまで自転車で走る。そして最後は四日市のコンビナート夜景とディナーの後、帰路につく。全行程で12時間以上となり、バスの走行距離は200km、自転車での走行距離は36kmだった。

バスでの移動時間は長かったものの、世間話や自転車談義で退屈することはなかった。ゲームやレクチャーなどを催しても楽しそう。路線バスそのままの座席も意外と気にならなず、疲れることもなかった。通路部分が広く開放的でリラックスできるからだろう。座席を詰め込む観光バスに対して、こちらは車内空間の活用こそが醍醐味になる。もっとも帰路は睡魔に身を任せたのは言うまでもない。

運転手以外に参加者6名と自転車6台は無理なく乗車できた。自転車はそのままロープなどで固定。車載用器具を使えば、さらに安定したはずだ。垂直に立てて固定したり、車外にラックを付けるといった工夫をすれば、さらに数多くの自転車が載せられる。なお、中央の広い乗降口は改造して塞がれていたので、前方の狭い乗降口を利用し、自転車の載せ下ろしは少々苦労した。

当日は薄曇りながら日差しは明るく、風も穏やかな時が多かった。伊勢湾の静かな海と砂浜を見ながら自転車を走らせる至福。ファット・バイクがあれば波打ち際を走りたい。夏ならそのまま海に飛び込むだろう。もっとも堤防沿いの道はコンクリートの切れ目での段差が多い。工事の通行止めで迂回を強いられることも何度かあった。ただ、真新しい走り易い箇所もあったので、整備が進んでいるようだ。

一方、山ぎわの菰野では所々雪が残り、夕刻となって肌寒く感じる。それでも広々とした丘陵地帯を走るのは爽快だ。この地は珍しいタイプの電動アシスト自転車のレンタルやモデル・コースの策定など「菰(こも)ビリティ」と駄洒落た自転車事業を展開している。ただ、冬場のせいか閑散としていたので、冬ならではの自転車の魅力を発信して欲しいところ。

今回は欲張った行程であったので、近距離や1泊2日のツアーにすることも考えられる。もちろん、どこに赴くかは自由だ。劣悪な環境の市街地をバスで通り抜け、お望みの場所へ至る。それは風光明媚な自転車専用道路かもしれないし、バスでは通れない道なき道かもしれない。サイクリングと連動するような車内でのアトラクションも考えたい。楽しいアイディアがあれば、是非お知らせください。

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