猫と自転車に乗れたなら (8)

猫と自転車に乗れたなら〜

先月の新型グループ・ピクニック 2020 Autumnでは、同僚の先生からブロンプトンを借りて乗ってみた。この折りたたみ自転車がどれほどの名車かについては、私の説明なぞ全く不要だが、その携帯性と積載性にはやはり驚かされた。はじめは紹介してもらったビデオを見ながら、折りたたみ方法を学んだ。見ているうちに、自転車の構造を活かしつつも、折りたたむ所作と畳まれた後の全体デザインに到まで美しく設計されたこの自転車に、惚れぼれしてしまった。

初めて乗った折り畳みがブロンプトンだったことが幸いして、私も折りたたみ自転車を購入しようか検討を始めた。いろいろ調べていると、なんと猫柄の折りたたみ自転車があるではないか!

kocka-K

ネコ好きによる、ネコ好きのための、ネコ自転車。
まさに猫好きのためのコンセプトをもった折りたたみ自転車「Kocka(コチカ)」の登場である。

「Kocka」はチェコ語で「猫」を意味するらしい。ホダカの社内の猫好きスタッフたちが部署関係なく意見交換を重ねて、「猫バイク」というアイデアの延長線上で今回の自転車を考案したそうだ。一見すると、猫のイラストやモチーフをあしらったデザインに目がいくが、これはフレーム全体を猫に見立てて、全体に猫の表情や柄を表現しているのが特徴だそう。最初のモデルKocka-kは完売し、現在はKocka-newが販売されている。

kocka (NEW)

前回のモデルでは、キジトラ、黒、三毛、白と猫柄は四種類だったが、今回のモデルでは、白がなくなり、三種類となっている。白い猫は車体と同色だから見えにくいのかもしれない。今回のモデルでは、猫の顔や体が正面向きになっており、走行感が増したデザインになっている。個人的にはこちらのモデルの方が好みだ。

自転車全体を猫柄にしたモデルは少ないが、パーツが猫柄のものは結構ある。ライト、ベル、水のボトル、ヘルメットなど。ここでは、個人的に気にいったものを幾つか紹介していこう。

まずはボトルホルダー。よく見ると日本の招き猫に似ている。Lucky cat という名もそれっぽい。ポートランドで売られているがデザインは日本的。

次はギア。まるで透かし絵のようで、3匹の猫たちがくるくると回るのを想像すると楽しくなる。

そして最後はベル。猫が描かれたベルは結構あるが、猫型ベルは珍しい。

実物の猫を乗せるだけでなく、自転車やパーツを猫柄にしたり、猫柄の自転車グッズを装着するのも、猫と自転車に乗る時の別の楽しみ方かもしれない。

おまけは、自転車でできた猫。ペナンの有名なストリートアートの一つ。動物保護を目的に描かれたアートに猫がモチーフになったものが多い。

バンクシーの自転車のタイヤをフラフープにした新作が話題になっている。猫も自転車も多い日本で、二つのモチーフを活かした社会的なアートが増えることを日本でも期待したい。ねっ、トラコ。

4 comments

    1. コメントありがとうございます!そんな方がいらっしゃるとは!インスタは非公開で見れなくて残念です。上には上にがいますにゃ~。自転車に張れる猫柄シールはあるので、カッティングシートで猫デザインして貼るのもありかもしれませんね。

        1. 写真の共有有難うございます!
          さりげないですけど、いいですねえ〜。
          特に前輪の方は前脚感が出てて、猫自転車って感じです。
          私もやってみたいですね。。。ただ、うちの猫はキジトラ、白、茶トラ、サバトラといろいろいるので悩みそう。。。

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