シンプルな単眼ディスプレイVufine+

Vufines社のVufine+はシンプルな単眼ディスプレイで、眼鏡のツルなどに取り付けると目の前に映像が浮かび上がる。僅か26gと軽量なので、眼鏡のバランスが崩れることもなく、装着に負担がない。ジョイントやヒンジでの位置調整も良好。ただし、細いツルやヘルメットには取り付けにくいし、振動で位置がずれ易い。それでもなんとか工夫してライドに出かけよう。道を見つめるその先に映像がある。

ただ、そのままでは何も表示されない。これはVufine+が文字通りディスプレイに他ならないからだ。そこで、iPhoneならHDMIアダプタを使ってHDMIケーブルをVufine+に繋ぐ。これでiPhoneの画面が目の前に浮かぶ。細かい字は判別できないものの、ナビや走行情報を表示すればライドに役立つ。お望みとあらば、映画でも漫画でも何でも表示できる。

さらにカメラで側方や後方を見ながら走るのも面白い。これもHDMIケーブルを繋ぐだけ。ヘルメットの上にSonyのFDR-X3000Rを載せると、ちょうど良い感じになる。サドル下に取り付けても良いだろう。GoProのHero7 Blackは、何故か1秒近い遅延があって使い物にならなかった。FDR-X3000Rも多少は遅れる。この手の用途では、昔ながらのアナログ映像信号のほうが優秀だ。

Androidを搭載したRecon JetやGarminのサイクル・コンピュータに対応するVaria Visionが、サイクリング専用であるのに対して、Vufine+は汎用ディスプレイであるのが強みでもあり、弱点でもある。単純にiPhoneの画面をミラーリングすれば縦横比の関係で余白が生じてしまう。ZoomやFitなどのモードもあるが、最適な表示には専用のアプリを作るしかない。大きく明快な情報デザインも必要になる。

左から順に、Vufine+、Varia Vision、Recon Jet

革新的な技術と注目されながらも、一向に流行らないウェアラブ・ディスプレイ。様々なスポーツの中でも機械化と電子化が意欲的に試みられる自転車。この2つが交差するところで、Vufine+はちょっとした実験に最適だ。ライドをしながら、常に眼前に浮かんで見続けたいものは何だろう? それはどのように提示されるべきだろう? 考察と試行のツールがここにある。

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