STRiDAという特殊で魅力的な折りたたみ自転車をレストアし、乗って色んな場所に持っていって乗り回しているので、その顛末を連載形式でダラダラと説明する。
その目的は以下の通り
・同型の自転車を整備する際の参考とし、特殊な変速装置の面倒くささと利点を記録する
・加工技術の民主化によって使うことと作ることが近くなっている2020年代に、とても広く普及している道具である「自転車」を自分で修理・改造・自作すると何がどうなってしまうのかの記録をする
・修理・改造・自作の試行錯誤と、その結果から加工技術はどの様にあるべきかを考え、実践したことの記録する
・STRiDAやベルトドライブ、内装変速や折りたたみ自転車などの私は体験したがまだ明らかにされていない良いものを説明する
要するに、「変な三角形でそこら中走り回ってるし改造してるし挙げ句の果てはパーツまで作りだして楽しそうになにか語っているぞ」ということである。ものつくりの祭典Maker FaireやNTが楽しいのは、楽しそうになにかやってる人が楽しいことを楽しく語っているためであるので、同じように楽しく語ろうと思う。楽しみは共有できるし、それで感動さえできる。
変化というものは概ね外側から来て、その内容は選べないらしい。今回の変化は、「以前オークションで落札し、愛用していたProgressive RavcingのC-204フレーム/20インチのロードバイクが、友人から土浦をサイクリングしないかと誘われたので、駐輪場に見に行ったらなくなっていた」というものであった。
きっかけが自分の自転車の管理の不行き届きによる盗難であるので、自業自得である。しかし、最近私のスタイルは、起きてしまったことを回避できないなら楽しくしてやろうというスタイルである。だいぶ打たれ強くふてぶてしくなった。
自転車の管理についての反省
・鍵をつけていたのにロックしていなかった
・AirTagなどの電子的な追跡装置を付ければ良かった
・修理したい箇所が多いのに放置していた
自転車がなくなったので、原動機付き自転車の名車CRM50(AD10)に乗っていたところ、ちょうどヤフオクでSTRiDA EVOのジャンクが出ていたので落札した。
そのようなわけで、STRiDAをダラダラと直して乗る「STRiDAダラダラ記」をはじめたい。次回は届いた赤いEVOを検分して腑分けして修理を試みた際の話について、EVOのパーツの特殊性について触れながら説明する。