Brendan Carberryのレゴペダル

マウンテンバイク乗りでエンジニアのBrendan Carberry氏はユニークかつクリエイティビティ溢れる自転車パーツを制作している。Brendan氏はTikTokを中心にYouTube,Instagram等で自身の制作物を公開しており、現在それらSNSの総フォロワーは30万人以上である。

彼の制作物はどれもユニークで興味深いが、彼の制作物の中で私が特に推しているのがレゴブロックと自転車ペダルを組み合わせたLego clipless pedalsである。ブレンダン氏が各SNSに投稿する動画のほとんどが30秒ほどのショート動画である。しかし3分程度あるこのLego clipless pedalsの動画をYouTubeにて公開している。おそらくこのペダルを制作するために動画の概要欄に記載されている会社等からスポンサードを受けたのが理由だろう。このペダルが数ある制作物の中でも力を入れているのが伺える。

Brendan氏がある日、コンクリートの床に落ちていたレゴブロックを踏んだ際、偶然レゴブロックが靴底に張り付いたという出来事からこのLego clipless pedalsを思いついたと動画の中で語っている。

靴底に板状のレゴを接着したクリップレスシューズ

このLego clipless pedalsは高強度のフィラメントを使用し、3Dプリンターで出力されている。レゴブロックのスタッド[突起部分]を忠実に再現することで、本物のレゴブロックを付けることが可能に。動画内で使用しているシューズの靴底には、本物のレゴブロックを貼り付けて制作されいる。

バニーホップをしてもペダルと靴底が離れない。

動画ではBrendan氏がレゴクリップレスペダルを自身のMTBに装着しバニーホップのテストを行っていた。テストの結果は空中に車体が跳ね上がってから着地の間まで、常に靴底はペダルと接している状態であった。このレゴクリップレスペダルがペダリング時の引き足が可能どうかは、この動画では確認することは出来無いが、おそらく引き足に耐える固定力はないと考えられる。しかしながら、Brendan氏の様にMTBやBMXでバニーホップのようなトリックをする際のペダルと足の離れを防止する目的として使用するには、もしかしたらこのレゴクリップレスペダルの固定力は適しているのかもしれない。

レゴグリップとバーテープ
レゴで作られたスマホホルダー

Brendan氏はペダルの他にもサドル、ハンドルグリップ、バーテープ、スマホホルダーなどの自転車パーツをレゴブロックと組み合わせて制作している。これらのパーツはペダルと同様に正規品のレゴと組み合わせ使用することができる。レゴブロックという工具や接着剤の必要がない素材を使用することで、気軽に自分のお気入りのレゴパーツを付けて自転車をカスタマイズしたり、その日の気分に合わせてパーツを付け替えて楽しむことが出来る。

レゴ以外にも様々なサイクルハック動画を投稿しているBrendan氏。投稿している動画は制作物の制作過程から使用するまでを簡潔に30秒ほどにまとめたものが中心である。しかしどの投稿もまるで子供の頃描いていた夢みたいな非常にユニークなアイディアを工学の知識を活かして実際に形にするというワクワクするものばかりだ。Brendan氏は現在もコンスタントに各種SNSに動画を投稿している。彼の一ファンとして引き続き彼を追っていきたい。

四角形のチェーンリング。
氷上を走るためのタイヤ。
自転車用バックモニター
表情でヘルメットのつばをコントロールする。
自転車乗りのためのクロックス。
自転車に乗りながらピクルスジュースを飲む。

Brendan Carberry氏の各種SNSのリンク

TikTok

Instagram

https://outsidebrendan.com 

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