まだ雪景色を見る季節には早いが、雪道を自転車で走ることを想像してみる。普段アスファルトでは意識しされないタイヤの軌跡が現れる。この連続したパターンにはトレッド(tread:踏面)という専門用語があるらしい。舗装路や非舗装路の走行に適した、操縦性や転がり抵抗、駆動力や制御によってパターンの特徴が分かれる。
今回は著作権フリー素材を用いて、トレッドパターンによる雪景色を再現してみた。
つぶさに見れば、タイヤメーカーの設計思想以外にも、陽に照らされ溶けゆく儚さも感じられる彫刻作品のようだ。
参考
タイヤ痕で絵を描く人もいらっしゃいますね。
thomas yang prints architectural landmarks with bicycle tire tracks
https://www.designboom.com/art/thomas-yang-bicycle-tire-tracks-11-09-2014/
コメントありがとうございます〜
縄文人が縄で装飾を施したように、現代人が施したタイヤ痕によって、数世紀後に何かしらの解釈が生まれるかもしれませんね。