メスティン用インナーケースを友達が作ってくれた

自転車旅で使うメスキット(調理キット)として使っているメスティン。先々月、定番のトランギアTR-210から8A(ヤエイ)ガレージのスリップメスティンへのアップグレードについて書いたが、今度は友達がインナーケースを作ってくれたのでそれを紹介したい。

Daigogear MTIC-01(仮称)。内側はメッシュ、外側はリップストップナイロンで重量15グラム。

メスティンにインナーケースを、と考えた理由は主に次の二つだ。第一に、クッション性。自転車に積んで走る際に中に格納した物がカタカタ鳴るのは嫌だし(他の異音に気づきにくくなるという実害もある)、スリップメスティンの内部コーティングはなるべく保護したい。第二に、運用のスマート化。実際にメスティンを使う時、中身を一つ一つ取り出すのはまどろっこしい。インナーケースがあればそこが短縮される。

外側はツルッとしているので、土の上に直置きした後の清掃も簡単。

メスティンのインナーケースとしては、トランギアの純正品やハンドメイド品がネットで簡単に購入できるものの、どれも過度に重厚だったりコットン製だったりして、自分の求めているものとは違っていた。テーブルも持たないことが多い自分はインナーケースを地面に置いて使うことになるので、織目に土が入り込み易い素材では困る。旅先でケースを洗って早く乾かしたい、といったことも想定される。重量だって軽い方が良い。

スリップメスティン外観。

自分の考えるインナーケースの条件を友達のダイゴマンに伝えたところ、MYOG野郎でもある彼は快く製作を引き受けてくれた。外側リップストップナイロンで清掃を容易にし、内側メッシュでクッション性と速乾性を両立。ミニマルな構成で軽いこのインナーケースは、地味ながら他では手に入らない上等なものだ(本人は狙った寸法より少し小さくなったことや縫製の質のことで謙遜していたが)。

蓋を開けたところ。色々と使える手拭いの切れ端で隙間を埋めている。
インナーケースごと中身を取り出す。
中身を展開したところ。構成は以前の記事で書いたのとほぼ同じで、アルコールストーブとゴトク、カトラリー、デミタスカップ、点火具とナイフ等。

ダイゴマンが呼びかけ人になっている「きゃんつー集い」が月末にあるので、このメスキットはそこで実地テストしてみたい。

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