TOKYO BIKE TOURなる企画がある。これは東京都内の公道で自動車を通行止にして全長40〜50kmの周回コースを作り、誰でも自由に参加できる1万人規模の市民サイクリングを行うというもの。現在は実施に向けて賛同者を募っており、参加希望者は同サイトから申し込んで欲しいとのこと。簡単なアンケートを兼ねた希望表明は簡単にできる。既に12,000人ほどの希望者が集まっている。筆者も賛同した。
同事務局を担当される馬場誠さんによれば、東京だけでなく国内のいずれの都市でも、このような市民サイクリングの前例はないそうだ。一方、ツアー・オブ・ジャパン東京ステージのようなロード・レースや、東京マラソンのような市民ランニングは公道で行われている。にもかかわらず、公道での市民サイクリングだけがない。さらに、Bike New YorkやRide Londonなど、海外都市では多数の実施例がある。
このような企画を聞けば、なるほどと思う。しかし、都心の幹線道路は自動車が走るものだと思いこんでいる。だが、Pedal Powerに描かれたように、道路は市民に等しく共有されるべきだ。首都高速を、レインボーブリッジを、自転車で駆け抜ける。そう夢見ても何も悪くない。TOKYO BIKE TOURは、そのことに気づかせてくれる。趣旨に賛同される方は、参加を表明して欲しい。