第2次自転車活用推進計画(案)へのパブリック・コメント

国土交通省が第2次自転車活用推進計画(案)に関するパブリック・コメントを求めている。案の公示が2021年4月28日で、意見の受付は同日から5月11日までと僅か2週間しかない。これでは国民の声を聞いているフリでしかない。わざわざビックリ・マークを付けたり、意見提出が30日未満の理由を空白にするサイコパス状態。しかし、僅かに与えられた機会だ。例え一言でも率直な意見を伝えよう。

第2次に先立つ第1次の自転車活用推進計画は2018年6月に閣議決定され、専用サイトで公開中だ。この計画の具体化と実施は地方自治体に委任され、2019年から2020年にかけて各地で地方版の計画が制定されている。地域によって随分と温度差があるようで、未だに策定していない県もある。なお、筆者の住む地域でのパブリック・コメント検討委員会の様子は本サイトでレポートしている。

第1次計画の評価や現在の状況、そして第2次計画案の策定に至る議論は、有識者会議の資料が参考になる。この会議は2020年9月から2021年3月までに6回開催されている。その議事録や配布資料は一通り目を通しておきたい。その中で納得できない議論や見落とされている事柄があれば、それをパブリック・コメントとして提出すれば良いだろう。ただし、分量的に膨大なので、筆者もまだ読み込み途上にある。

有識者会議で何度も言及されているように、新型コロナウイルスによって自転車を取り巻く状況は大きく変化した。これには感染防止のために自転車を利用する人が著しく増えたプラス面もあれば、増大する自転車利用に対して道路や駐輪場の整備が追いついていないマイナス面もある。このために自転車活用推進計画において、当初の目論見通りに進展しなかった事柄が少なからずあるだろう。

一方で新型コロナウイルスに帰せない問題もある。例えば「東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を契機と して、東京を自転車フレンドリーな先進都市へと変貌させる」ことができただろうか?「地域の創意工夫により世界に誇れるレガシー を創出し、次世代へ継承していく」ことができただろうか? いずれも第1次計画の冒頭に必要性が謳われている。今一度現状を見つめ直して意見を伝えよう。

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