水平撮影のためのOSMO Pocket

ドローンの最大手DJIが2018年秋に発売したOSMO Pocketは、小型のジンバルを備えたスティック状の小さなカメラ。DJIが開発した優秀なドローンに備わるジンバルやカメラを、独立した製品としたのがOSMOシリーズだ。OSMO Pocketは小型ドローンのMavic Airあたりに対応するのだろうか、華奢に思えるほど小さく軽く、そして小気味良く動作する。

OSMO Plus(左)とOSMO Pocke(右)

ジンバルはモーターによってカメラを回転させて、手ブレを軽減してくれる。となると、OSMO Pocketを自転車に取り付け、恒例のスタビライズ性能を確かめたくなる。しかし、細かな振動が発生するタイル敷きの歩道はもちろん、舗装道路でも結果は芳しくなかった。これはスマーフォンほど酷くはないが、GoProのHero7には遠く及ばない。物理的なカメラの回転が間に合わないのだろうか。

一方、ヘルメットにOSMO Pocketを取り付けた場合は、身体が振動を吸収するので、路面からの影響は軽減される。また、固定モードであれば、顔を上下に振っても(ピッチ)顔を傾けても(ロール)水平に正面を捉え続ける。ただし、左右の振り(ヨー)は相殺されない。機構としては左右にも対応できると思われるので残念至極。手持ち撮影であれば不要だろうが、選択肢として用意して欲しいところ。

このようにOSMO Pocketのスタビライズ能力は凡庸だが、自転車カメラとして捨てがたい魅力がある。それはハンドルに取り付けた場合の操作性の良さだ。GoPro HERO7などでは画面が見えず、撮影状況を把握できないのがストレスになる。これに対して、OSMO Pocketは画面が上を向くように取り付けられるので、安心して撮影ができる。タッチパネルやボタンも上面になるので、操作もしやすい。

さらに、OSMO Pocketではカメラが水平に保たれるのが有り難い。自転車では停車中も不自然な姿勢になりがちで、きちんと水平が出るようにカメラを構えるのが難しいからだ。これはGoPro HERO7にはできない芸当であり、ポタリングでのお気軽撮影にピッタリだ。もっとも、次第にズレることもあるので、右ボタンをダブル・プッシュして適宜センタリングするようにしよう。

OSMO Pocketを傾けても、画像としては水平が保たれる
OSMO Pocketを傾けて撮影した写真

2 comments

  1. 自転車ヘルメットのアクセサリーは何を使用していますか??

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