再帰性反射素材で自転車ペイント

先日完成した「さかさま自転車」は無垢のクロモリ素材のままであったので、再帰性反射素材で塗装した。未塗装のまま小雨の中で使うと、翌日には錆が浮かんできたからだ。錆は紙ヤスリで取り除けるが、きちんと塗装するに越したことはない。筆者は自転車を塗装したことも、塗装のために必要となる自転車の分解もしたこともない。そこでこれは良い機会とポジティブ思考で素人作業に取り組むにした。

塗装をするのはフレームとフォークだけなので、まず、これらを自転車から取り外す。これは自転車の分解に等しい大仕事だ。しかも適当に外していたら、特徴的なハンドルからフォークが脱落し、ベアリングやらスペーサやら細かい部品が周囲に散乱してしまった。これに懲りて、分解前には写真を取り、分解した部品は養生テープで固定してメモを取るようにした。丁寧な仕事が大事と痛感する。

次に、フォークとフレームを400番程度の粗い紙ヤスリで擦って錆を取る。鈍い金属光沢も悪くないので、透明ラッカーで保護するだけでも良さそうだ。ただ、今回は再帰性反射塗料のアルベド(Albedo)100を使うことにした。自動車のライトを受けて、自転車が鮮明に浮かび上がるはず。セオリー通りに下地を作ってから塗装し、その後に透明ラッカーで仕上げる。都合3種類のスプレーを使うことになる。

スプレーは塗料を周囲に撒き散らすので、換気の良い場所で新聞紙などで囲って行う。ツナギを着て防塵マスクと防塵ゴーグルも必要だ。環境を整えれば、下地、塗装、仕上げと同じ手順で行う。缶をよく振って、少し空吹きした後、自転車から30cmほど離してスプレーを噴霧する。一度に濃く塗るのではなく、まんべんなく薄目に塗るのがコツらしい。充分に乾燥させたら、二度目を塗る。

難しいのはアルベド100。きれいに塗れたように見えて、ライトの反射がまだらだったりする。下地のサーフェーサは白色で、アルベド100は自然光では灰色に見える。そこで、一様な灰色になるように塗り重ねてしまうが、これは必ずしも効果的ではない。薄暗くしてライトを当てて反射を確認しながら塗布すると良い。このことは、200mlで4,000円以上するアルベド100を2本も費やした後に気がついた。

ともあれ、再帰性反射の塗装をした自転車の安全性は高い。写真のようにスマートフォンのフラッシュ撮影でも効果が確認できる。これが自動車のライトとなると、かなり強烈に反射する。しかも陰りのない一様で平坦な反射面になるのも面白い。昼間にはザラザラとして細かい光が宿っているような質感も楽しめる。ただ、ラッカーで保護しているものの、塗装が剥がれ易い。作業に問題があったかもしれない。

cof

ところで「さかさま自転車」ではあるが、今回は普通のハンドルとして組み立てた。これは普通の自転車としての乗り心地を試したかったからだ。ミキスト・フレームに大きめのハンドルと太めのタイヤ。シングル・スピードでのんびり走るのがシャレオツで楽しい。余分のヘッドが前に飛び出ているのが異様だが、ここには花を飾ろう。もちろん、一手間かければ「さかさま自転車」に戻すこともできる。

3 comments

  1. 佐藤圭介です。キャノンデールレイブンのスイングアームをファットバイク対応にして貰うことは、無理でしょうか、どうか、お願いします。

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