前回に続き、連続性のあるパターンを表現してみる。タイヤ痕のような線状に現れる軌跡に対して、平面上に繰り返し展開されるパターンは「平面充填:テセレーション」という専門用語がある。
ある図形を使って隙間も重なりもなく平面を敷きつめることを、「テセレーション(tessellation)」と呼びます。この言葉は、四角を表す「テセレ」と、移動を表す「レーション」からできています。例えば、長方形のような四角い形を移動しながら並べると、平面が敷き詰められることを簡単に想像できるでしょう。
日本テセレーションデザイン協会
今回は同じ長さで構成される正多角形(正三角形、正方形、正六角形)の3種を用いた。
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エッシャー(1898–1972)にも影響を与えたアルハンブラ宮殿のタイル模様など、古来より装飾に使われてきたパターンには数理に裏付けされた法則があり、絶えず我々を魅了している。