6月3日は「世界自転車の日」(World Bicycle Day)。と言っても、知らない人も多いだろう。日本で取り上げている自転車関連のメディアも皆無。何しろ、これは2018年4月12日に国際連合(United Nations/UN)で議決されたばかり。つまり、今年が1回目の出来たてホヤホヤの記念日だからだ。ハッシュタグは #June3WorldBicycleDay 、UNらしい水色のロゴも制定されている。
ここで、World Bicycle Dayサイトの最初に記された文章を紹介しておこう。「なぜ自転車を祝福するのか?」という4項目。自転車に乗る人なら誰も感じていることだが、国連が全世界に向けてメッセージを発していることが意義深い。何度も登場する「sustainability(持続可能性)」を意識することない人が、未だに何十億人といるのだろうから。
Why celebrate the bicycle?
- The bicycle is a simple, affordable, reliable, clean and environmentally fit sustainable means of transportation;
- The bicycle can serve as a tool for development and as a means not just of transportation but also of access to education, health care and sport;
- The synergy between the bicycle and the user fosters creativity and social engagement and gives the user an immediate awareness of the local environment
- The bicycle is a symbol of sustainable transportation and conveys a positive message to foster sustainable consumption and production, and has a positive impact on climate.
なぜ自転車を祝福するのか?
- 自転車は、単純で、安価で、信頼できて、無害の、環境に適した持続可能な交通手段です。
- 自転車は、発展の道具であり、単なる交通手段であるだけでなく、教育、健康、スポーツに役立ちます。
- 自転車と利用者の相乗効果は、創造性と社会的関与を促進し、利用者に地域環境への意識を促します。
- 自転車は、持続可能な交通の象徴であり、持続可能な消費と生産を促進するための積極的なメッセージを伝え、そして、気候にも良い影響を与えます。