先日、自転車に乗ろうとして不思議なことが起こった。いつものようにライド情報を記録するために、Garminのサイクル・コンピュータを起動した。ところが、電源が入って表示された画面は、小さな文字で様々な情報が詰め込まれた、見たこともない画面だった。これぞ機器の動作をチェックする診断テスト(Diagnostic Test)モードだった。
この診断テストを起動するには、Garmin Edge 820Jの場合は以下の手順を行う。
- 電源が入っている場合は電源を切る。
- 側面左側の電源ボタンを押して電源を入れる。
- 画面にGARMINの文字が現れると、側面下右のスタート・ボタンを押し続ける。
これで数秒後にSystem Versionなどが表示された画面が現れる。先日、診断テストが現れたのは、意図しないままスタート・ボタンを押していたのだろう。この機種を購入して1年以上毎日のように使っていたが、診断テストの存在に気づくことはなかった。それが何気なしに出現したのだから面白い。ちなみに、診断テストを終えて通常の状態にするには、以下の手順を行う。
- 電源ボタンを長押しして電源を切る。
- 電源ボタンを押して電源を入れる。
さて、Garmin Edgeの診断テストは13のメニューから構成されている。これらはGarminの技術者が、デバイスの動作状況を確認するために用いるのだろう。従って、一般の人が利用することはなく、何を行っているのか見当がつかない機能も多い。だが、裏に隠された秘密は覗きたい。以下にスクリーンショットおよび実写での診断テストの画面を掲載するので、想像を働かせて楽しんで欲しい。
上記のうち、メイン・メニューとGeneral Informationは複数の画面を合成している。分かりやすい診断テストとしては、Key Pressでの側面の物理ボタンのプッシュやTouchscreen BISTやTouchscreenでの画面タッチなどがある。Memory TestsではRAMやROMなどのテストができる。iPhoneなどでは診断テストの起動は一苦労だが、Garminは簡単なので気軽に試すことができる。