クリティカル・サイクリングのTumblrとBike Card

クリティカル・サイクリングではWEBサービスのTumblrを利用して、自転車関連の情報の収集を行っている。その名も criticalcycling.tumblr.com で、最初の登録が2016年3月、現在の登録数は447。メンバーの趣味趣向に従って、その時折々のニュースやトピックを登録している。思いつくまま記事をスクラップしていて、内容は偏向気味ではあるが、気軽にフォローしていただければ幸いだ。

また、必ずしも最適なTumblr活用ができていない。タグ付けをしていないし、テーマの最適化などもない。情報の原石をズタ袋に投げ入れており、関連性や一覧性が乏しいのが気になる。アーカイブ表示やグリッド系テーマでは、スクロールを続けなければならないし、テキストの全文検索は可能だが、そもそも語句がスタートとは限らない。とは言え、全情報印刷スクラップブック化は狂気の沙汰。

そこで折衷案として考えたのは、Tumblrの各記事を小さなカードにして並べること。各カードは全面に大きく画像を配置して、内容を想起しやすくする。また、抜粋テキストを大きめに重ねて、概要を把握できるようにする。さらに、QRコードを添えて、登録した情報へのアクセスを可能にする。これをマグネット・シートにプリントする。これを「Bike Card(バイク・カード)」と呼んでいる。

磁性があるBike Cardを金属板に置けば、剥がすことも移動することも簡単。クリティカル・サイクリング展ではホワイトボードに並べたり、会場の金属壁に貼り付けたりした。磁性とは関係ないが、広いテーブルに展開したこともある。今年度はIAMAS学内の一角に常設展示となり、いつでも全カードを眺められる豪華絢爛状態。これはガラス壁にカードと同じ幅の金属でストライプを作っている。

さらに、Critical Cycling+移動体芸術展 2017 Summerでは、幅数メートルの長大なテーブルにカードを置けるようにした。テーブルの天板は白板のように文字や図を描き込める。このようにして、来場者がカードを並び替えたり、グルーピングしたり、コメントを書き込んだりすることを促した。自然発生的に何百枚ものカードが評価され、組織化される様子は興味深いものであった。

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