レンタル・バイクの最高峰?RCC Bike Hire

旅行先で時間があれば、市中や郊外をライドしたいもの。そこで自転車をレンタルをするのだが、その自転車のクオリティは千差万別。無償や安価なレンタルは、いわゆるママチャリやシティ・サイクルで、老朽化していたり、整備が不十分であることも少なくない。一方、筆者がこれまでに借りた自転車の中で、もっともハイエンドであったのは、RCC (Rapha Cycle Club) のレンタル・バイクRCC Bike Hireだった。

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RCC Bike Hireの自転車は、以前はSpecializedのRoubaixだったが、最近はCanyonUltimate CF SLXAeroad CF SLXだ。Canyonはドイツの新興自転車メーカーで、WEB販売のみに徹してコストを下げる斬新な手法を取っている。RCCの母体であるRapha(ラファ)が、CANYON//SRAMチームをサポートしている関係もあるのだろう。Raphaらしいピンクの差し色が入ったのロード・バイクが揃っている。

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これらの自転車は日本での販売価格なら90万円程度、他のメーカーなら100万円超えだろう。このように高価な自転車のレンタル料は1日15ポンドまたは3,000円。ただし、RCCは有料会員制なので、年会費22,000円も必要だ。この費用を安価と思うか高額と感じるかは、ハイエンド・バイクの必要性次第。RCCには他の会員サービスもあるので、年に何回かレンタルするのであれば、リーズナブルと言える。

そもそも費用の問題以前に、これほど高性能な自転車をレンタルするショップは他にはない。なので、旅行先でハイエンド・バイクに乗るにはRCCに頼るしかない。アムステルダム、ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコ、シドニー、ソウルなど全世界14ヵ所、日本では東京と大阪で借りることができる。RCCでは周辺ライドのアドバイスが得られるので、これらの都市を順に巡るのも楽しそうだ。

さて、レンタルはWEBサイトで予約して、自分のペダルを持参すれば良い。筆者が実際にロンドンで借りたのは2016年型のUltimate CF SLX 9.0 Aeroで、カーボン・フレームにシマノのDuraAce Di2とMavicのカーボン・ホイールの組み合わせ。総重量は6kg少々と軽く、乗り易い。ブレーキの効きが良いのも嬉しい。この自転車で市街地はもちろん、リッチモンド公園やオックスフォードへと快走することができた。

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