前回の記事で提示したコンセプトに基づいて検討を進めている。下記の動画はその検討過程で実験、撮影したものである。
今回の試みにおける特徴は《Light on Earth》史上初の「横位置」での撮影を行った点にある。これに合わせてスマホの固定方法を再設計した。構造全体は片持ち梁のような形状になったため、先端部への振動が以前より増幅するのではと懸念していたが実際に試走してみると意外なほど影響はなく、記録された動画には静謐な空間が広がっていた。
また、今までは撮影した動画をほぼそのまま作品として公開していたが、今回は少々編集を行っている。建築における窓というボキャブラリーに着目して、窓の配置が異なる空間が同じ画角で切り替わる編集を行なっている。窓の位置や数の変化によって空間内への光の入り方が変わるというただそれだけの操作だが、その操作が建築というメディアの特性を際立たせる。そこに注目した映像作品になる予定である。
最終的な仕上がりはぜひ、3月のクリティカルサイクリング展で確認してほしい。