制作を重ねてきた自転車建築キット。新たな構造的アプローチを加え、撮影を行なった。

以下は走行中の空間を撮影した画像、動画である。
















1.二部屋構造
従来は一室構成で外部の風景を取り込む空間を設計していたが、今回は二室構成とし、「光を受け止める箱」としての空間を強く意識した設計とした。

これは、<Light on Earth>が荷台に設置され、後方を撮影する形式であったのに対し、キットはハンドル部に設置し、進行方向を撮影する構成となっているからだ。ハンドルに固定して走行する撮影スタイルでは、ハンドルを動かした際にキットが揺さぶられ、開口部による風景の切り取り精度を高めることが難しい。風景がぶれて見えることで静謐な光の空間を壊してしまっていると判断した。
そのため、今回は光を空間の中で「受け止める」ことにフォーカスした構造へとシフトしている。
2. 異なる色光
さらに本作は、周囲の光源の位置と空間に入射する光の種類を振り分け、スマートフォンの画面上に表示される光の構成を意識した設計とした。 天井、壁面、各開口部それぞれが異なる方位・高さに位置しており、それに応じて入射する光の色や性質を設計段階で想定した。

これにより、空間の中に複数の光の層が重なり、光の差異と視覚的リズムを生み出すことに成功している。
神殿のような荘厳さですね。建築設計の創作としても新しい段階を感じます。それだけに実体験したくなります。以前にも試みがあったようですが、カーゴ・バイクの荷台とかで是非。
ありがとうございます。キットの制作と並行して、人が入れるサイズへのスケールアップ自転車建築計画を進めていきます。