改造自転車 from TikTok

短尺動画のプラットフォームとして有名なTikTokを筆者が眺めていた際に、目に留まった”改造自転車”についてまとめたい。ありがたいことにハッシュタグ改造自転車でまとめられていた。

そもそも「改造自転車」といわれると筆者の中高生時代ではハンドルを大きく曲げる「鬼ハンドル」や「カマキリハンドル」のイメージしかなかったが、それらのレベルをはるかに越える自転車ばかりであった。

1.ライトアップ改造自転車

amazonなどでも容易に手に入るLEDテープを自転車のフレームに巻き付けライトアップを行う改造自転車。投稿されている映像の中では作りやすさからか一番多く見かけることができた改造自転車である。夜の交通事故回避にはうってつけの改造の仕方ではないだろうか。

2.デコトラ型改造自転車

トラックの外装をライトなどで電気装飾した「デコレーショントラック」通称デコトラを模した改造自転車。夜にはデコトラのようにライトアップが施される細工もされている。ずっしりとした装飾から操作性に若干難がありそうであるが、それ含め本人たちはきっと楽しいのだろう。車体の全長が1.9m、幅0.6mを越えてしまうと、自転車の規定サイズを越えてしまい軽車両扱いとなる。

3.バイク型改造自転車

一昔前の暴走族が乗っていたタイプのバイクを模した改造自転車。そばに立っているヘルメットを被っている彼も特攻服のような長い丈の衣装を着ている。自転車後方部には二人乗り用に大きなせもたれ「三段シート」が設置されているが、道路交通法上、公道での二人乗りは禁止されているため、実際に乗れば完全にアウトである。ネット上では「0ccの族車」という名称でも検索できるので、気になった方は調べてみると良いかもしれない。

4.変形改造自転車

自転車後方部のフレームを変形させ、イメージ的には地面に対して車体を反るイメージの改造がアルミフレームなどを用いて施されている。どこかしら昔ヤンキーの間で流行った車高が低いシャコタンからインスピレーションを受けているように思える。低すぎて火花が散っている瞬間も映像にはとらえられていた。

以上が主にTikTok上で見つけた改造自転車集である。
そもそも改造自転車とは違法なのかという事も気になり調べてみたが、車体長さ1.9mと幅0.6mを越えないこと(道路交通法施行規則・自転車としての規則サイズ)、歩行者に危害を及ぼす恐れがある鋭利な突出物がないことなどがあげられていた。記事内にまとめたライトアップ以外はサイズまわりで自転車の範疇を越え軽車両扱いとなる可能性がある。個人的に改造するとしてもライトアップ程度であればトライしてみて自転車から取得できるデータをビジュアライズする分には面白いのではないかとおもった。

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