Cycle ── 自転車をめぐる散文詩の試み その1

「自転車をテーマに詩を書け」と依頼され、それに応えて400文字を書く、という詩のはじまり。数列でルールを決めて詩を書けば、自ずと「cycle」は始まる。それが期待されている気もするし、僕の役割として、バランスはとれているのかもしれないが、いかにも芸がない。詩は批評である、としばしば言われるし、それに僕も同感する。実際、批評は「自己省察(self-reflection)」であると考え、この数年、自分の実践することすべてが、これを手法とすべきではないか? と思ったりしている。映像研究者とそんな話題でメールを交わす。「いやあ、怖い、怖い」と返信がくる。批評を説明するときに「自己省察」と話しているのだとか。このことについて「同僚から、デカルトの「省察」はmeditationだけどねと嫌味を言われ」たという。嫌味こそ我が意で、「cycle」は「迷走」で無く「瞑想」。詩と批評は怖いくらい眠くなるのだ。

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