初冬の週末、富士の裾野へバイクパッキングに

富士の裾野へキャンプツーリングに行ってきた。社会情勢の影響もあり師走にずれ込んだ「きゃんつー集い」である(今年は公開告知なし)。自分はアドベンチャー要素を見込んだルートでちょっとしたバイクパッキングのつもり。メカトラブルで途中から文明度の高い方へエスケープしたが、皆と合流してからの時間も含めとても楽しい旅になった。

道半ばで断念となったミニアドベンチャー

始発輪行、そこから舗装路で標高を上げる。早朝は寒く、身体も起きていないので着込んだ状態からスタート、徐々にレイヤーを減らしていった。やがて目当てのグラベルの起点に到着。

持参したおにぎりを食べて休憩

富士の山裾はなだらかに広がっており道も沢山あるので、かえって迷いやすい。やっほー!と思っていたら妙な方角に進んでいることが何度もあった。轍の付き方や植物の茂り方を基準にした「道なり」の判定もあまりあてにならない。

こっちは予定のルートではなかった
正しいルートはマイルドで爽快なグラベル
「道なり」に進んだ針葉樹の回廊も間違い
右が正解だった、が・・・

今回の狙いの道は、結論から言うと自転車で行くのに適したところではなかった。楽しいグラベル区間はほんの少しで(※逆側から入れば違うかもしれない)、トレイル的な区間も人があまり通っていないらしく(全く、ではない)軽度の藪漕ぎや倒木跨ぎ・くぐりが延々と続いた。少し開けたと思えばエッジのギザギザした火山岩の小ドロップオフが連なっていて、キャンプ装備で乗ったまま走るにはちょっと厳しかった。とはいえこういうのも面白いのだ。先行きの不透明な探索もバイクパッキングの大事な要素(※安全第一)。

グラベルが絶えてすぐのところはマイナー登山道の趣
赤テープは地理院地図の道と合致していた
少しばかり乗れたトンネルのような道

最大の問題はルートではなかった。そんなこんなで押したり担いだりちょっと乗ったりしていたら、後輪のフリーが故障し回らなくなったのだ(隣のノッチに移動しない、ほぼ固定状態になった)。これだと脚を止めるとチェーンが落ちてしまう。チェーンを切り詰めディレイラーを通さず張って固定化することも考えたが、それは最後の手段とし、その辺に落ちていた太めの枝でスプロケットをどついてみた。何度目かでギギギと音を立ててフリーが渋いながら動くようになった。この状態で再スタート、県道へのエスケープを決定。

きゃんつー集い

いつまた固定になるか分からない後輪フリーの音に注意を向けながら、安全な速度で集いの会場へ。渋い音も途中から消えたものの、油断はできない。直売所などで肉や野菜を買い、近くにいると分かった数人の仲間と合流してからコンビニで酒も追加。

酒の積載方法も色々

大して走っていないのにヘロヘロになってキャンプ場へ到着、まずは寝床の設営。今回もモノポールのフロアレスシェルターを使用。12月の富士周辺は流石に寒いと思ったので、寝具はフォームパッド+エアマットにモンベルの2番シュラフ、さらにエスケープビヴィをインナー使い。輪行袋も持ち物を置いておくスペースの敷物に。ポールは現地調達(太い木の枝を探す)ではなく専用品を持参。

お気に入りのモノポールシェルター
夕暮れ時の赤富士

パラパラと参加者が集まり、それぞれに自分の陣地を確保してから共同スペースで食事を始める。自分は最初に湯で戻すフリーズドライのガパオライスを食べ、それからソーセージと茸を炒めてトマトを追加しスープに。この間に乾杯が入りあれこれ談笑。冷え込んでくる夕方以降は、温かいものをジワジワと身体に入れ続けるのがいい。その点でボリュームがあり栄養バランスのとれたスープはおすすめだ。地物食材を入れると場所との結びつきが強まった感じがする。なお就寝までにシェルターに置いてあったビニール包装の胡桃パン二個が次々と姿を消した。猫を見たとの証言あり。

大きい焚火台を使わせてもらってスープをコトコト(自分の火器はアルコールストーブ+ミニ焚火台にもなる風防)
夜が更けて寒くなるにつれ焚火を囲む輪は小さくなり、最後には立って距離を縮め始める

寝床は総合的にかなり快適だった。地面側はエアマットが滑ってズレないようになるべく平らなスポットを選び、またグリップがよく断熱性能もそこそこあるフォームパッドを下に敷いたので安定していた。片方だけでもいけたのかもしれない。エアマットのズレとパンク防止が主目的なら下敷きはもっと薄いフォームパッドでもいいだろう。輪行袋でも品物によっては代役になりそうだ。シュラフは初め単体使用だったが少し寒くて目が覚めたのでエスケープビヴィを中に入れたところポカポカで快眠できた。衣類もそれなりに着込んで(最終的な詳細は記憶にない)、靴下は脱いでいた。使い捨てカイロは投入せず。バックアップの残し具合としては上出来だと思う。要検討事項は次の通り。

  • 首回りからの冷気をブロックするシュラフの機構を上手く使えてなかったかも
  • シェルターをもっと低く張り直せばより暖かかったかも
今回の積載は完全ラックレス

積載に関してはバランスはかなり良好と感じたものの、狙っていたようなところをあまり走れていないため判断できない部分もある。安全マージンを確保した上でもっと軽くすることは可能だったし(フォームパッドの種類、被服、キッチン周りなど)、それによって得られるマージンもあったと思う。

ずらり

チェックアウト後は軽く近場の名所を見て解散、それから数名の小グループで海へ出た。海辺のグラベルで自分よりひどいメカトラブル(RDハンガーが折れてシングル化)を抱えていた友人がパンクに見舞われ、修理待ちの間に約三名で砂丘を下る遊びを開始。これが凄く面白かった(皆Duneの映画を観たばかりだったのもある)。移動とスポット遊戯の両方をこなせる自転車はやっぱりいいな。早いとこメンテしてやろう。そんでまたあっちこっち行こう。

砂丘でいっぱい遊んだ

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