London Calling, 滞在制作をしていたザンビアからケニアでのトランジットを経てロンドンへ降り立った。子供の頃からの大スターOasisの16年ぶりの再結成ライブへ参加するためである。
ロンドンへ来て一番最初に驚いたことは街中の自転車の多さだった。自転車専用道路が街中の至る所にあり、シェアサイクルが整備され、市民はそれを活用している。緯度が高いために21時過ぎまで明るく、気温も20度程度で、絶えず心地よい風が吹く中を走るサイクリストたちは最高の夏をエンジョイしているように見えた。


自転車道はインターネットのようにネットワーク化されていて、観光の中心地やビジネス街、公園内を問わず専用道路が設けられ、自転車ファーストな街づくりが成されている。
コロナ禍には人間同士の接触防止のために自転車を乗ることが推奨され、新しく自転車道が作られたりもした。
ロンドンでは、シェアサイクルが盛んで、複数の会社が市内で展開している。
まず一番有名かつシンボリックなのは「Santander Cycle」である。

赤がロンドンの交通のシンボルカラー

決済が完了すると端末から暗証番号が発券され、それを借りたい自転車に入力するとレンタルが開始される。
レンタルプランは2種類あり、1回利用(Pay-as-you-ride)は最初の30分が£1.65、以降は30分ごとに£1.65が加算される。もう一方のデイパス(Day Pass)は£3で、24時間以内であれば30分以内の乗車を何度でも利用可能だ。
またe-bikeのLIMEも人気で、街中で頻繁に見かける。

LIMEはバッテリーが積んである電動自転車で、体感では原付くらいのスピードが出る。車体はかなり重く、転倒した際は一人で持ち上げるのも一苦労。

スピードに加えて、特定の返却スポットが存在せずどこで返却してもOKという便利さがあるが、アンロック料金に約 £1+利用時間料金(従量制) 約 27p/分(地域により異なる)で、気がつくと日本円で1000円以上使っているケースが多々あった。
以下からはロンドンの街中で見かけた自転車たちの紹介。
日本以上にフードデリバリーサービスの運搬に自転車が利用されている印象があった。稼ぐためには効率的に移動することが求められる仕事だが、自転車道の整備が配達に自転車が選ばれる大きな理由だろう。

ロンドン市内の駅・・・というよりイギリス国内の大きな駅の中には決まって駐輪場があった。自転車を持ち込みできる車両もあり、人間の足の機能拡張である自転車とより早く遠くへ行ける電車がシームレスに接続することで、移動の効率の良さを感じた。規制ばかりの日本とは異なり、ユーザーファーストが徹底されている。

観光地では自転車タクシーを度々見かけた。客が乗るとドライバーは爆音で音楽を流す。発想は日本の公道で見かけるマリオカートと同じだろう。

自転車が盗まれた形跡を多数見かけた。日本でも自転車が盗まれることは時々あるが、ロックされた箇所以外の部分を持って帰るのは日本で見たことなかったのでとても新鮮だった。


街中でペニー・ファージングの駐輪を見かけた。持ち主と出会えなかったが、これに乗ってロンドンをサイクリングしているのだろうか。

ブロンプトンストアに行った。こちらに来て自転車に乗って分かったが、折り畳め、気軽に乗り回せるブロンプトンはロンドンの街にこれ以上ないほどフィットしている。この街で生まれた理由が分かる。

カーゴバイクを専門に扱うショップもあった。通勤時間帯を中心に時々見かけた。

モビル文学のロンドン版も制作した。Santander Cycleに乗ってビッグ・ベン前から、テムズ川沿いに伸びる自転車専用道を走行。道も自転車も整備されていたおかげで、過去一制作しやすかったかもしれない。

ハイドパークからブロンプトンストアまでのサイクリングを録画したもの。カメラの設定に失敗しており、ややブレがあるがご容赦。