8月頭、通算10回目の開催となる「きゃんつー集い」に出かけた。会場は諏訪湖南西のキャンプ場だ。各々がやりたいルートを走る自己完結したサイクリング、その交点としての野営地を示し合わせるのが集いのコンセプトだが、今回は知り合
Read moreモビル文学(6) なんだ、これは!
地元川崎の先輩、岡本太郎はこう言った。 「芸術ってのは判断を超えて、『なんだ、これは!』というものだけが本物なんだ」 筆者が所属するIAMAS(情報科学芸術大学院大学)の修士研究として「モビル文学」の制作を始め、半年が経
Read more潮待ちの海を自転車で行く
日頃稽古を受けている能楽師の家中で、広島の鞆の浦で舞台をつとめる機会があるというので、昨年初めて末席に加えてもらったことがある。その能舞台というのは由緒のある神社の中にある野外能舞台である。いま日本国内でも能舞台は屋内に
Read moreCycling Edge 14: SETOUCHI CYCLING BOOK
予定していなかった吉備路自転車道を走ったのは、前日にSETOUCHI CYCLING BOOKをいただいたからだった。これはSetouchi Véloのパンフレットで、瀬戸内海に面する9つの県が連携してブランディング中の
Read moreCycling Edge 13: テスラで車中泊
キャンピング・カーのような本格的な車中泊でなくても、クルマのなかで仮眠できると嬉しい。例えば、早朝から自転車をクルマに載せて遠方に出かけ、夕方までサイクリングに興じたとする。そんな時は体力を使い果たし、注意力も散漫になっ
Read more自転車建築(15) My Living Home Ⅱ
本連載は建築と自転車を組み合わせた表現を通じて建築の静的なイメージを覆し、建築と移動が持つ新たな可能性を探求している。引き続き、自転車、光、造形的な模型・物体の相互作用に焦点を当て、どのような表現が可能かを探る。 前回に
Read moreCycling Edge 12: 続・Apple Vision Proに周辺視野を
3Dプリンタで制作した開放型ライト・シールはApple Vision Proに周辺視野を取り戻し、安全で自然な行動を可能にした。しかし、プラスティックの装着感は快適にはほど遠い。そこで製品のライト・シールを覆う布を取り除
Read moreリアルタイムBGMシステム(4)
これまで、リアルタイムBGMシステムの開発を進めてきた。その過程で、ブログを3回更新し、プログラミングの実装に注力した。この実践により、システムの具体的な課題と可能性が明確になった。しかし、プログラミングの話題が中心とな
Read moreVisions in Motion 17:太陽光とコーヒー
夏の日差しをポジティブに捉えてみる。以前購入したソーラークッカー「GoSun」のパッケージを引っ張り出し、試してみることにした。手始めに、シンプルにお湯を沸かすことにする。ガラス管の容量は420mlあり、水をギリギリまで
Read moreCycling Edge 11: 吉備路自転車道
梅雨だから当たり前とは言え、今年は妙に雨が多い。そんな6月下旬、梅雨の合間に嘘のように綺麗な晴れ間が広がった。場所は岡山、さすが晴れの国。時は朝、所用での移動中ながら半日ほど時間の余裕があった。しかもテスラ(TESLA)
Read more信州にシングルスピードMTBを置く
信州にシングルスピードMTBを置いた。親戚の家への滞在中に、そこを拠点として気軽にあちこちを探索するための一台。まだ持ち込んだばかりで近場をほんの少し乗り回しただけだが、地形や目的とのマッチングは悪くなさそうだ。ミニマル
Read moreモビル文学(5) 傑作となり得る小説を書こう
本記事は筆者のIAMAS(情報科学技術大学院大学)における修士研究である、自転車に乗りながら小説を読む試み「モビル文学」についての連載第五回目で、今回は本取り組みに適した小説の書き方についての考察を行う。 「モビル文学」
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