If the constellations had been named in the twentieth century, I suppose we would see bicycles and refrigerato
Read more自転車に「乗る」ためのレッスン 第8回 意外性と因果性
夕闇迫る坂道を全力疾走する足立麻子(を演じるのは小泉今日子)。背景には、黄色いゴミ袋がやたらと目立つ。次のカットで、全力疾走のまま道を右折しようと膨らんだところを(といっても少々わざとらしい)、突如現れた自転車から身を逸
Read more自転車と放蕩娘 (4) 女性建築家が設計した住宅
少し暑さのやわらいだある日の夕方、最寄の大垣駅からひと駅の距離を小径車で走ってみた。用事を済ませたが、日が落ちるまでにはまだ少し時間がある。気軽に寄り道できるのが、自転車で出かける醍醐味だ。 寄り道の目当ては、穂積駅から
Read more自転車に「乗る」ためのレッスン 第7回 舞台の地形と物語の地勢
僕がいま研究代表をしている「マス・メディアの中の芸術家像」という日文研でのプロジェクトは、研究対象の時代区分を1968年から95年と限定している。この設定はテレビというオールド・メディアの成熟期から、インターネットに象徴
Read more自転車と放蕩娘 (3) 美しき自転車乗り
舞台は19世紀後半のロンドン郊外。冒頭に映し出されるのは、木立の脇のさびしい一本道を自転車で走る、女性の姿。その直後にもう一台の自転車が現れ、女性の跡をつけていく。不穏な事件を告げる幕開けだ。 「美しき自転車乗り」は、ア
Read more自転車に「乗る」ためのレッスン 第6回 止まる自転車
黒沢清の映画『勝手にしやがれ』シリーズの続編の続編に位置づけられる『蛇の道』(1998年)も相変わらず哀川翔が主役だ。シリーズと書いたが、すこしだけ設定が似ていて、哀川が主役であるということしか共通点はない。もっとも「し
Read more自転車と放蕩娘 (2) ポスターに見る自由の女神たち
「自転車は女性にとって新しい世界へ乗り出すための馬であった。」 ”Woman and the Wheel, ” Munsey’s Magazine, May 1896 この記事は、アメリカで自転車が普及し始めた当初の感覚
Read moreバズ・オルドリンの火星へのサイクリング道路
アポロ11号の月着陸船の操縦士であったバズ・オルドリン(Buzz Aldrin)は無償のVR作品「Cycling Pathways to the Mars」(2017)に出演、実写映像から3Dモデル化されたアバターとして
Read more自転車に「乗る」ためのレッスン 第5回 はじめて二人は傾斜に気づいた
「市場のそばに貸自転車がある。君が眼をさましたら、二台借りて乗りに行こうじゃないか。ブーシフのまわりは、だいたい平地なんだ」 なぜか理由はわからなかったが、この提案は何となく彼女の心をひいた。 「すてきね!」と彼女は言っ
Read more自転車と放蕩娘 (1) 序幕編
「女性と自転車という切り口で、連載してみないか」という誘いに、二つ返事で応じたのには理由がある。ロードバイクで長距離を走るようになり、ずっと不思議に思っていた感覚を言葉にしてみたい衝動にかられたからだ。 数人のグループで
Read more自転車に「乗る」ためのレッスン 第4回 オープン・ザ・ドア
自転車という言葉の魅力は、「自ら」という点にあるような気がする。別に日本語独自というわけでもないと思うのだが、「Bicycle」という単語には強調されていないことだが、映画の中である種の自由の表象として示されるときには、
Read moreOSMO Actionが引き起こすDJIとGoProの共進化
先進的なドローンやジンバルを開発しているDJIが、新たにOSMO Actionをリリースした。これはDJIにとって初めての分野であり、アクション・カメラの代名詞であるGoProに真っ向から挑戦している。となると、これまで
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