かねてよりお世話になっている柳サイクルさんで、フレームセットをオーダーした。自転車を一から作ってもらうのは初めてだ。自分がそうだったように、関心はあるが実際どんな感じなのか分からないという人も多いと思うので、何回かに分け
Read more銀(塩)輪車 番外編③ 自動車と自転車
前回の第9回では、体制を立て直すということで本連載の内容を整理し、計画を立てて今後のアクションを明確にした。ただ、今月は予想以上に忙しくなってしまったため、次なる試作品を制作することは叶わなかった。今回は連載本来の内容か
Read moreスリップメスティンで自転車キャンプ用メスキットをアップデート
少し前に、細長い箱形のメスティン(定番のトランギア製TR-210)を活かした自転車キャンプ用メスキットを組んだ。概ね満足していたが、素材が無垢アルミのため食材がくっつきやすく(その結果として焦げやすく)、フィールドでの清
Read moreトランギアのメスティンでまとめる自転車キャンプ用メスキット
キャンプブームで大人気だというメスティン。定番のトランギア製を購入し、自転車キャンプ用のメスキットを組んでみた。その構成などをメモしておく。 狙い:湯沸かし以外もそれなりにできて、かつコンパクトなキット 「メスキット」(
Read more自転車と放蕩娘 (最終回)「自分がまだ生きていることを自分で確認するためのライド」未来編
前回、大岩オスカールの作品を論じたことで、この連載をひと区切りしようと考えるようになった。というのも、次の課題が見えてきたからだ。 ジェンダーについて考えながら行き当たったのは、「当事者性を中心に据えずに、どのような語り
Read moreロッタちゃんの手続き的知識
「長くつ下のピッピ」などで有名なスウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーン(Astrid Anna Emilia Lindgren)は、幼い少女ロッタが自転車に憧れ、乗ろうとする物語を書いている。それが「ロッ
Read more自転車と放蕩娘 (30)「自分がまだ生きていることを自分で確認するためのライド」
今回で、この連載も30回目を迎える。連載を始めた当初、「女性と自転車という切り口で、連載してみないか」という誘いに応じたのには、理由があった。ロードバイクで長距離を走る時に感じた感覚を言葉にすることで、私なりにフェミニス
Read more自転車と放蕩娘 (29) 特別なことがない日のライド
今更ながら、私がなぜロードバイクに乗るようになったかというと、学生時代に偶然出会ったからだ。当時は京都に住んでおり、市内を移動する手段として自転車が最適だと感じていた。しかし、都心近郊に引っ越して坂の多い地域に住むように
Read more2021 ACC’s International Academic Conferenceのお知らせ
2021年11月25日から11月26日まで韓国光州広域市のAsia Culture Centerで「2021 ACC’s International Academic Conference」が開催されます。この国際会議で
Read more自転車と放蕩娘 (28) 個人史から語る女性ロードレースの歴史
秋晴れの気持ちのよい日には、たとえ近所でも自転車で出かけたくなる。最近はもっぱら、片道1時間くらい走るだけの短いライドだが、それでもモードが切り替わる瞬間が好きだ。結局のところ、鋭敏な身体を取り戻すことが、私にとってロー
Read more銀(塩)輪車 第4回 オペラトール
前回の第3回では本連載の試作1号となるピンホールカメラを用いた撮影を行ったが、結果として露出不足の写真が出来上がってしまい失敗作となった。今回の第4回では異なる撮影・現像方法を試す予定であったが、今月は撮影及び大学の暗室
Read more自転車と放蕩娘 (27) 山下菊二《高松所見》(1936)に見るモダンガール
「自転車のある情景展」が、徳島県立近代美術館、八王子市夢美術館で開催されている。ミショー型自転車に始まる、量産型自転車や競技用モデル、宣伝ポスターの展示もさることながら、本展の魅力は、美術作品の中で自転車がどのように捉え
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